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子育てをして思うよ、プラマイゼロだってすごいことなんだ!

学生時代はテストで高得点を取ること、社会人になってからは顧客を増やしたり売り上げを上げたりすることと、私たちは「何かをプラスにすること」で評価されます。

「そんなのは当たり前だよ」。独身時代の僕はそう思っていました。でも2017年6月に息子が誕生し、その後子育てをしていく中で、その考えが少しずつ変わっていきます。「プラマイゼロ」もすごいことなんだって。

育児と仕事を並行して進める日々は、想像を超えるほどハードでした。子どもができると、親がやることが一気に増えます。授乳、お風呂、オムツ交換、寝かしつけ、離乳食、遊びなどなど。

それでも、1日が36時間に増えるわけじゃありません。24時間という限られた時間の中でやらなきゃいけない。しかも寝不足というおまけ付きの状態で。

それに、子どもがいるからって、仕事の仕上がりが甘くてもOK〜!なんてことはありません。僕の仕事はライターですが、保育園に預ける前は子どもをみながら記事を書いていました。子どもが昼寝している間に書き、ミルクを与えている間に記事構成を考え、iPhoneのメモ帳に思ったことを音声入力して記事の下書きを作っていました。疲れましたね。

自分ではなんとかやっているつもりだったけど、実際にはキャパオーバーのため仕上がりがイマイチになってしまい、ダメ出しをいただくこともありました。かっこ悪い仕事ぶりをして、関係者に迷惑をかけてしまいました。

そんな中で、「自分はダメなのではないか」と落ち込んだことは数しれません。たくさん記事を書けていない、取材もできていない、何もプラスにしていないと焦っていたんです。

でもあるときにふと、「いや、プラスにできていないかもしれないけど、マイナスにもなっていない。この環境でも現状をキープできている自分ってすごいじゃん」と妙に前向きな気持ちになりました。(僕お得意の開き直りでしょうか)

1日が終わるとき、妻と子どもが無事で過ごせていて、引き続き仕事もある。昨日と同じで、何かが大きく進歩しているわけじゃない、そんなプラマイゼロの毎日。

でもね、昨日と同じを保つには、工夫や努力が必要なんです。僕の場合は妻と家事育児の分担を決めたり、食洗機やルンバといった便利家電を購入したりしまし。ほかにも仕事のやり方も昔と変えていきました。

それらは仕事関係の人から特段評価されないかもしれないけど、その頑張りは花マルなんだよ。

もしいま、僕のnoteを読んでいる人が、「自分は何かをプラスにできているか」と悩んでいるから、迷わず自分自身に伝えてほしいです。

「自分、頑張っているよ。昨日と同じ水準をキープできる自分ってすごいんだから!」

って。


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