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文章=自分にしたくて、noteで誠実に文章を書いていく #イベントレポ

『夢を叶えるための文章表現』は、自分の輪郭をはっきりさせて、迷いなく行動するための選択術でした。

noteフェス2日目の最初のトークセッションでお話してくれた山邊鈴さんはウェルズリー大学の1年生。

登壇ゲストとしてはダントツにお若い彼女が話すきっかけになったのは、昨年書いたnote『この割れ切った世界の片隅で』がきっかけだったそう。

大学生に「夢を叶える」ってテーマでトークさせるのすごいなnote!って思っていたのですが、聴いてみたら大納得。

鈴さんは、自分で選んできた人でした。


言葉にして整理して、自分のりんかくをはっきりさせることからすべては始まる

「まずは言語化について言語化してみました」と、次のスライドを提示した鈴さん。

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頭のなかで絡まっている糸を一本ずつほぐすイメージを伝えてくれました。

①②はなかなかすぐにはできないけれど、行ったり来たりしながら進めます。


言語化や内省を始めたのは中2。これまでノート40冊ほど思考してきたという彼女の話は、一つずつすっきりしていてよく伝わります。

びっくりしたのが、具体例として見せてくれた、中2の頃の内省ノート。

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誰に言われるでもなく自主的にこれをしている中学生もすごいのですが、もっと驚いたのはその内容。

なりたい人物像のすべて、「世界で一番」という書き出し。

鈴さんより何年分も長く生きて、その分いろんな景色を見てきたはずのわたしには、世界という言葉はいつになっても馴染みません。

中2のころはなんとなくもやもやしていた時期とのことでしたが、元々もっているエネルギーの大きさ、モチベーションの高さにセッション冒頭から驚きました。

ほかに、死ぬまでにやりたい100のことリストも書き出して、自分のゴールをはっきりさせたそう。

簡単にいいますが、このリストづくりがなかなか大変。

わたしも毎月やりたいことリストを書き、一年の初めには年間のやりたいことリストを書くようにしています。

わたしの場合は思いついた「やりたい」をメモしておく場所で、ときどき見て振り返ることはするけれど、精選したり、期限をきって行動に落としたりすることはほぼしません。

鈴さんは、書き出した中で自分の最優先のやりたいことは「貧しい人のために働くこと」と導きだします。①②の言語化ステップでここまでするから、その先の③に踏み出せているんだなぁと感じました。


この言語化術をつかって、後輩さんの文章の添削をしながら思考の糸ほぐしを一緒にすることもあるといいます。その様子をみせてくれたのですが、これ見てうわーって思ってしまって。

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文章に鈴さんがコメントで質問をしていくスタイルなのですが、うわーはこの右下。ご自身のことを「平和活動家」とまとめた後輩さんに対して、「平和活動家って?」の指摘してるんです。

わたし自身、職業名でも活動でも自分を紹介するのがむずかしくなった最近、一番自分を表すかなぁと思って使い始めたのが「偏愛家」。鈴さんに添削してもらったら、間違いなく「偏愛家って?」ってチェック入るところです。

内省してきた結果、偏愛というワードが自分の軸なのは揺らがない。けれど、言葉の意味についてはさらに思考の糸をほぐしていく必要があるな、と感じた場面でした。

優先順位の一番上が「貧しい人のために働くこと」だと分かったら、それが夢になったし、叶えたい事になったし、そのために行動を起こしたいと思うようになりました。



自分が決まったら、叶えるための行動を迷いなく行っていく

なりたい自分が定まったら、そのためのto doを書き出し、言語化ステップの③である実行を始めた鈴さん。

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内容も、夢に近づくものを具体的に書いているし、期限も切っています。

これだけ具体的で、しかもハードルが高そうなものを、一つずつクリアしていくから夢が叶っていくんですね。

メモの3・4はコンテストの応募についてですが、学生の頃のコンテストの応募ってこんな風に目的をもってしていましたか?

課題だからなんとなくとか、やらされて書くものだと認識している人がほとんどだと思うんです。書いて提出することが目的になってしまっている。

でも、こういうきっかけとしての使い道が正しいんだよなぁ。

自分に必要なものを探して、選んで取り組む。頭にあるネタで何となく書いてしまわないで、ネタ決めも期間を設けてきちんとする。

こういうことが、テーマの「夢を叶える」に近づくんだろうなと感じます。メモ公開してくださってありがとうございます!


夢を叶えるためには、noteで書くこと

鈴さんはnoteで長い文章を書くことをすすめていました。

理由は、Twitterの140字では思考の糸をほどくのには足りないから。

思考の糸をほぐすのは、いけたと思ってもいけていないことが多い。長い文章を書いてみて、数日間おいてあとから振り返ってみるなど、ゆっくりと自分の言葉に向き合う時間と余裕が必要です。


わたし、Twitter思考になっていたんだろうな。

「ごはん食べた。おいしかった」みたいに、したこと+簡単な感情でつぶやいていた頃よりは言語化して書くようになったなと思います。

でも、140字のなかにうまく収めて、それで満足してしまうことって多かったなと気が付きました。


Twitterに投稿してきたわたしの想いは、ほんとうに140字で収まるものだったのか。

タイムラインに流して満足してしまったものも多いけれど、流れてどこかにいってしまって大丈夫な想いだったのか。


最近noteを毎日書く習慣ができて、それを心地よく思っていて。

なぜ書きたいのかを言語化していなかったのですが、想いをまとめて、言語化することや、それが重なっていくことに心地よさを感じていたからなんだろうと思うんです。

「夢を叶えるためには、頭のなかの糸をほぐして、共感の壁をこえなければならない」と鈴さんは話します。「普通」が違う人にも伝えて、仲間にならないとやりたいことは叶わない。ために、伝わる文章表現を磨いていけたらいいですよね。


書いて、選ぶ力を身に付けるのが「夢を叶えるための文章表現」

「なにもなかった私に、唯一あった日常から一歩出るための武器が言語化」という鈴さん。

思考の糸をほぐして、行動を続けてきた彼女は、自分を選んできた人だと話を聴いて感じました。

言語化によって自信をもって決断できるようになった鈴さんは、この先も何でも叶えていける方なんだろうなって思うんです。

noteでこの先、まだ絡まったままのテーマをほぐしながら書いて、伝えることに使っていきたいと感じた一時間でした。



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