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M1グランプリ錦鯉優勝に見る、”笑い”の変化

こんばんは、M1グランプリ終わりましたねーー!
って、僕はお笑いファンでもなく、海外に暮らしているので、Youtubeでネタを見ただけなんですが。。

本日は全くの素人ですが、お笑いのお話させてください。

まずは何より、

錦鯉優勝


ニュースでもだいぶ取り上げられてますね。
最年長優勝、圧勝、ボケ強時代等々取り沙汰されてますね。

最終ネタのあのサルのバナナの下りはマジで面白かった。
既に、Youtubeで400万再生ですから、あのサルネタで大笑いしたのは僕だけではないはず。



いやいや、、、、、、本当に面白かったなー!





インディアンズが。笑



いや、ごめんない。正直、
錦鯉面白くなかったです。。笑




だって、笑いに知性がないから。。笑


錦鯉も苦労されているコンビなので、考えた上での芸風なんでしょうが、僕はあの芸風はあまりタイプではありません。


笑いって、要は”ギャップ”じゃないですか。



もし、あんぱんまんがあまりにもお腹過ぎすぎて、自分の顔を食べ始めた結果、ジャムおじさんにマジで泣きついたら。


もし、のび太があまりにも秀才になって、発明家になりドラえもんに対して、「もう君には頼らないよ。」と、言い始めたら。

ちょとシュールで見てみたいじゃないですか。



相手の意表を突く。


だから、人は笑うし、人を笑わせるってことは、それ相応の知性が必要です。

意表をつくボケ。もしくは、
意表をつく突っ込みをして観衆が気づいけてないボケに気づかせる。

知性といっても、勉強の知性ではなく、頭の切れ、鋭さ。

知性を感じる笑いが僕は好きです。

その点、僕はパンクブーブーや、銀シャリあのあたりのネタが好きです。
(最も知性を感じる芸人は明石家さんまですが。。)

ただ、今回のM1、錦鯉優勝ではっきりした笑いの変化は、




知性<キャラの濃さ




ということです。
僕からすると、スリムクラブと錦鯉は同じカテゴリーで、知性派ではなくキャラクター派です。

一方、明石家さんま、紳助等のレジェンドはキャラ派ではなく、知性派です。


なぜ、こういった変化が起きているのでしょうか。


それは、SNSの普及です。
一つの情報処理に対して費やされる時間が、急激に短縮された。



これが、お笑いにおける”知性<キャラの濃さ”の変化の要因だと考えています。


みなさんは、


インスタグラムの1ポスト、リール
フェイスブックのフィード、
TikTok動画


何秒見ますか??
1秒も見ません、長くてTikTokの15秒です。


では、数秒で笑い、視聴者を引き付けるために。



最も不要なことはなんでしょう??



文脈、そして伏線回収です。



M1ネタも今後、15秒の切り抜き動画等がTikTokやリールで投稿されるでしょう。その時に、視聴者を引き付けるのは、、、、


錦鯉です。

間違いなく、あのバナナネタ部分が最も再生回数が回るでしょう。

ハライチも同様に芸風をかなり変えてきました。
彼らなりのチャレンジで、4分ネタだと飽きますが、ショート動画なら面白さは逆転するはずです。

一方、インディアンズの妹マミネタの伏線回収は15秒動画では拾いきれません。

文脈が、わからないからです。


つまり、僕らがSNSを通じた情報処理に慣れるに従い、

長い時間で深みのある情報よりも、短い時間でインパクトのある情報を渇望するようになった。


皆さんもありませんか?

たった5ページのネット記事なのに、2ページで読むのを止めたこと。

たった30秒の動画なのに、もう次へスワイプしていること。

タイトルだけ見て、記事や動画の良し悪しを判断していること。


その情報から僕らは何を得ていますか??

また、その情報の取捨選択に自信を持てますか?


その答えを、
少し落ち着いて考えてみた方が良いかもしれません。


現代の僕らが、見て、聞いて、感じている情報は価値のあるものなのか。

今年のM1グランプリを見ながら、そんなことに思いを馳せました。


さて、このへんで止めておかないと皆さんの記事を読む手が止まってしまうので、本日はここまでです。笑


では、また今週の土曜日に。


P.S あ、 ちなみに私が好きなのは、銀シャリのドレミの歌です。笑




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