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「失われた30年」って何??-僕らにできることは何か-

こんにちは。
本日もエッセイ、日頃考えていることを書いていきます。

令和になるにあたり、「失われた30年」という言葉をよく耳にするようになりました。

特にネガティブな意味で使われていますが、この言葉がどうも自分は馴染めずにいます。そこで自分なりの考えをブログにまとめてみました。

<目次>
■失われた30年の世代間ギャップ
■投票率を上げることから始めてみる。

■失われた30年の世代間ギャップ

突然ですが「失われた30年」ついてどう感じてますか。

30代前半の僕は、この「失われた30年」という言葉がピンと来ていません。

事実として日経平均株価や世界経済における日本のGDPシェアが10%程度下がった等は理解してます。

しかし、勝ってた時期(日本のバブル期)を経験してないので、何を失って、何に敗れたのかよくわからない。

上の世代の方々が「失われた30年」に対する批判をしていたり、今後の日本の戦略を述べられていても、経験的に理解しきれません。

そもそもバブル期自体が戦後特需を受けた特殊な状況なので、この30年は順当に衰退した程度とも思います。ですから、上の世代の方よりも悲観的ではないかもしれません。

何が原因で負けたから、何をゴールにして、どこに向かって日本は立ち上がり、何をもって勝ちとするのか。

このあたりの世代間の認識ギャップと、国単位のコンセンサスが取れてないので、正直よくわからない状態です。

結局、何をすれば良いのか、がハッキリ見えていません。

そもそも、勝つ必要ってあるんだっけ?

と、思います。

米中のようなハイテク企業を輩出するよりは、独自路線で良いのでは?とも思います。

イメージとしては、シンガポール、北欧諸国、等そんな感じです。

■投票率を上げることから始めてみる。

では、独自路線を進む時に日本が着手すべきことは何か。

僕は、投票率を上げる。

まず、ここからと考えています。

独自路線諸国の直投票率は以下のようになってます。日本はやっぱり低い。

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シンガポールの選挙は国民の義務であり、一党独裁なので単純比較はできませんが、日本は第3位の経済大国ながら投票率は世界の中でも140-150位と低迷しています。

日本人はあまり日本の将来に興味ない、むしろそう仕向けられているの可能性があります。

かくいう僕も最近まで投票してなかったのですが、香港のデモニュース見て命をかけて政府に訴えかける若者の姿を見ながら、


あれ、自分ってこんなんで良いんだっけ?


と、思うようになりました。香港や台湾などの隣国は若者が政治に訴えて、戦ってきた歴史がある。だから、投票率も高くなっています。


日本の若い世代(20-30前後)には、その歴史がない。

政治というものを知って今の政治運営を諦めているのか、それとも知らないから諦めているのか。


この差は大きな差です。

例えば、シンガポールは兵役制度があります。

なぜなら、隣国のマレーシアやインドネシアから多くの資源を輸入しており。両国との関係はシンガポールの生命線です。

そしてどちらもムスリム国家なのでいざという時のために自分の国を自分達で守るために軍隊を持っています。

最近まで僕のシンガポール人の同僚は兵役制の下、訓練を受けていました。それが、政策の論点になれば関心は上がるし、投票率も上がります。

しかし、それは日本も一緒です。

昨年、消費税が2%上がりました。超単純計算しますと一人当たりの月間平均支出が15万程度、年間180万、人口1.2億だから約220兆円。

2%、4-5兆円。


では、そのお金がどこに使われてるかを僕らは把握しているのか。ここが日本の大きな論点だと思っています。

投票に行かないということは、その4兆円の使い道を他人任せにしているとも言えます。

投票に行けば、そのお金はどんな戦略に基づき、どこに向かって投資するのか、気になります。

国家の運営がより自分事になる。自分がこの国を担うとしたら、どんな政策をとるか考えるようになる。

この認識を変えることが、日本が失われたた30年から、新しいステージに向かうための第一歩かなと僕は考えています。

小難しい戦略の議論は専門家やプロの方に任せますが、投票を通じて政治に関心を持つことは、誰にでもできる大きな一歩です。



本日もありがとうございます。

翌日以降は、政治面についてブログを書いていきます。





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