「『こころの定年』を乗り越えろ」
副業を考えているときに
この本を見つけました。手続きとか税金とかの参考にならないか、と思って読み始めたのですが、当てが外れました。
これは自分向けの本だ
著者は、会社員として働く意義を感じなくなったという人が居る、という話から入ります。
そんな人たちに対して、これまでの会社員人生、それほど捨てたもんじゃない、と言ってくれます。
そのうえで、今の会社がどうこうとか、転職、起業とか考えなくていいから、会社以外でいろいろやってみたら、というアドバイスをくれます。
こう書くと、なんてことない話だと思います。でも、今の自分にはとても響くのです。
ちょっと前だったらすぐに読むのを止めていたと思いますが、読めば読むほど刺さるフレーズが出てきて、これはもう完全に自分に向けて書いてくれている、と思ってしまいました。
会社員は社外に目が向かない
一番、ぐっと来たのは、会社員は社外で何が起こっているのか知らない、ということです。
確かに、こんなアイデアがあるよ、と社内で話していたのと同じようなものがとっくに世に出ている、ということがよくあります。
会社員は社会と間接的につながっている、社会の要請やニーズがつかめない、と耳の痛い話がたくさんで、DXとかデザイン思考どころではありません。
ですが、著者はそれも仕方がない、会社員とはそういうものだ、と言ってくれます。
優しい人ですね。
一期一会
まさに、本との一期一会な経験でした。
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