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会社員。趣味は読書。タイトルと著者でおもしろそうな本をジャンルを問わず読んでいます。 …

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会社員。趣味は読書。タイトルと著者でおもしろそうな本をジャンルを問わず読んでいます。 noteには、本で読んだり、あちこちで見聞きした話を備忘録的に書いていこうと思っています。

最近の記事

「奇跡の村」

二つの話高知県の木頭村(きとうそん)での、柚子の栽培とダムの話です。 柚子の栽培柚子はもともと栽培ではなく、自生していたのを自家用に採っていたそうです。 それを販売することを思いつき、安定供給するため、栽培化を始めたとあります。桃栗三年柿八年といいますが、そもそもどれくらいで実がつくのかさえわからなかったところから始めて、木頭村の農家が10年かけて栽培法を確立したんだそうです。 先ず、普通にスーパーに売っている柚子が50年前まで栽培してなかったということに驚きました。

    • 医療経営士

      受験本日、医療経営士3級を受験しました。 勉強方法次のテキストと問題集を使いました。 テキストは5月中に一通り読み終え、6月から問題集にとりかかりました。問題集は3回解いています。 その他、2020年度診療報酬改定、2021年度介護報酬改定及び医師の働き方改革について個人的にまとめていた資料を読み返しました。 結果難しかったです。 聞いたことのない(忘れてしまった?)ワードが出て来て、結構迷いました。 合否は7月13日にわかるということですが、自信はありません。

      • 「ちょっと気になる医療と介護」

        ちょっと気になるこの背のタイトルが気になりました。棚から抜いて表紙を見るとへのへのもへじ、ますます気になります。 冒頭の文章「増補版について」で、「でっ、」とか「小選挙区制、内閣人事局」、「給付先行型福祉国家」とかいう言葉が出て来て、これはなんだろう、と興味を惹かれ、読むことにしました。 生産性には二つあるアダム・スミスの生産的労働と非生産的労働(サービス産業)の対比が述べられています。供給が需要を産み出すのか、需要が供給を産み出すのか、という話です(マルサスも出てきます

        • 「ソニー半導体の奇跡」

          お荷物集団の逆転劇私はこういう言葉に弱いので、読んでみました。 読めば元気がわいてくるかというと、ちょっと違いました。ソニーも普通の会社で、彼らはその中をなんとか生き残ってきたんだな、という印象が強いです。 一時期カメラに凝っていたので、裏面照射型CMOSイメージセンサーの話は興味深かったです。HDR-XR520V、DSC-WX1はソニーでしたが、IXY 30S、EXILIM EX-FC150にも搭載されているとは知りませんでした。 パラダイムシフト井深氏が社内の「部課

        「奇跡の村」

          「介助の仕事」

          重度訪問介護従業者養成研修この本の大部分は、著者がこの研修で話した内容を録音から起こしたものだそうです。 だからなのかもしれませんが、独特な柔らかい語り口です。絶対、とか、こうあるべき、とかいうことを言いません。 読み出して、まずその語り口に惹かれました。 介助という言葉この本で語られているのは、介護のことだと考えてよさそうです。あえて介助、という言葉を使っているのは、介護、という言葉が介護保険のみを連想させ、障害者総合支援法の重度訪問介護が忘れられるのを防ぐ意図もある

          「介助の仕事」

          「医療崩壊の真実」

          DPCデータを使った分析2020年のDPCデータを使った分析を見ることができます。 厚労省から公開されているDPCデータの最新は令和元年度ですし、本書でやっているレベルの分析ができるものでもありませんので、これは貴重です。 おそらく、コンサル先(500~700)のデータだと思いますが、それでも十分な数だと思います。 国別データもあり国別の一人当たり年間外来受診回数や外来手術実施比率、人口当たりの病院数、各種病床数や病床稼働率、平均在院日数、がん化学療法の入院・外来粗利比

          「医療崩壊の真実」

          『ワークマン式「しない経営」』

          なにもしなくていい著者がワークマンに入ったときに言われた、という言葉です。優位な市場(小さめのブルーオーシャン)があり、オペレーションを極めていると、こういうことが言えるようになるのでしょうか。 仕事の期限を設定しない期限を決めると仕事の質が下がる、というのが理由だそうです。その例として、著者がかつて在籍していたIT業界の例を出しています。私も同感です。開店予定日も遅らせる場合があるようです。 頑張ってできることは、誰でもできることではないし、続かない。それは会社として嬉

          『ワークマン式「しない経営」』

          「医師が死を語るとき」

          イギリスの脳外科医の話退職間近の脳外科医がこれまでの人生を振り返る話です。 脳外科の手術シーンがたくさん出てきます。覚醒下開頭手術、脳の腫脹、前頭葉の物理的損傷、腫瘍の吸引など、初めて知りました。副題に「自省」とある通り、失敗の話が多いですが。手術をしてもどうにもならない患者に手術した結果、もっと状況が悪くなったというケースもあります。 イギリスのほかにも、ネパールやウクライナでの手術の話も出てきます。同じく失敗の話が多く、読んでいると気が滅入ってきます。 コテージ手術

          「医師が死を語るとき」

          「TEAM OF TEAMS」

          イラクでの話2003年からイラクに入った特任部隊の経験を取り上げた話です。 当初は相手側リーダーを抑えて組織を崩壊させようとしたが、それがうまくいかず、自分たちのやり方を変えた、というものです。 私が気になった点は4つあります。 1.「クルー・リソース・マネジメント」チームのリーダーがなんでも知っているという状況ではない、ということを認識したそうです。 2.MECE型と非MECE型MECE型(階層と縦割りで整然と構成されているチーム)組織と非MECE型(チームがネット

          「TEAM OF TEAMS」

          「経営のおもいがけないコツ」

          事業経営は市場活動社長は顧客訪問をし続けろ、社内ではなく市場を見ろ、という主張が繰り返されます。そしてそれはその通りだと思います。 年計グラフ直接原価計算、ランチェスター戦略は聞いたことがありますが、年計グラフというのは初めて知りました。月あるいは3ヵ月単位でトレンドを見ることはありましたが、年単位で見ることはありませんでした。大きな流れを知るのに役立ちそうです。 コンピュータ厳しい評価です。過去の内部情報をたくさんの数字にして出してくるが、それに気をとられて、市場活動の

          「経営のおもいがけないコツ」

          「患者の話は医師にどう聞こえるのか」

          タイトル通り、医師と患者のコミュニケーションについて書いている本です。 患者はどれくらいの間話すのかなるべく患者の話を遮らないように、と思っている著者がある日、患者にずっと話をさせるとどれくらい時間がかかるのかを測ってみるシーンがあります。 これにはちゃんと先行研究があって、そこでは平均92秒でした。で、著者が1日だけ試してみると、最短32秒から最長4分7秒でした。 思ったよりも短かかったそうです。 RIAS医師と患者のやりとりを録音し、後でそれを聞きながら、発話の単

          「患者の話は医師にどう聞こえるのか」

          「ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ」

          以前に新書版で読んだのですが子ども向け、ということでどう変わったのか興味がありました。 中身は同じ読んでみたら、中身は新書版と同じでした。でも、版型が大きくなって、掲載している写真が大きくなり、おまけに全部カラーになったので、新書版よりわかりやすいです。 最初のインパクトが、ゲストハウスの写真です。ゲストハウスというので、なにかホテルのようなものを想像していたのですが、この写真を見て、そのギャップに笑ってしまいました。 あと、脚注が付きました。 子ども向け、ということ

          「ウルド昆虫記 バッタを倒しにアフリカへ」

          「『こころの定年』を乗り越えろ」

          副業を考えているときにこの本を見つけました。手続きとか税金とかの参考にならないか、と思って読み始めたのですが、当てが外れました。 これは自分向けの本だ著者は、会社員として働く意義を感じなくなったという人が居る、という話から入ります。 そんな人たちに対して、これまでの会社員人生、それほど捨てたもんじゃない、と言ってくれます。 そのうえで、今の会社がどうこうとか、転職、起業とか考えなくていいから、会社以外でいろいろやってみたら、というアドバイスをくれます。 こう書くと、な

          「『こころの定年』を乗り越えろ」

          「ゆがめられた目標管理」

          伝説の経営コンサルタント著者の名前はあちこちで聞いていましたが、著作を読むのは初めてです。 経営と組織管理著者は、経営と組織管理は違う、と言っています。経営は外部情勢の変化を捉え、会社を継続するためにどうするかを考え、未来の計画を立てることであり、組織管理はひたすら内部の能率と低原価の実現にうつつをぬかすことだ、というのです。 今まで私が経営と思ってきたことは、単なる組織管理だったようです。 著者に「出て行け」と言われそうです。 報告会とはいいつつも、著者は組織管理に

          「ゆがめられた目標管理」

          「都立松沢病院の挑戦」

          ただの自慢話ではない冒頭、今の病院の様子を紹介していて、病院トップの自慢話の本かと思っていたら、すぐに裏切られました。 140年の歴史1879年(明治12年)の東京府癲狂院発足から、現在に至るまでの歴史を振り返っています。明治維新、第二次世界大戦、国民優生法、ロボトミー等、日本の精神医療の歴史を知ることができます。公費負担と私費負担で、入院患者の死亡率が違うというのは、想像ができない世界でした。 二度目の勤務著者は、若い頃にこの病院に勤めていて、その後、民間病院に移り、今

          「都立松沢病院の挑戦」

          「デジタル国富論」

          何故この本を読んだかDXという言葉を聞かない日が無い、という環境に居ります。そこから仕事を変えろ、という話につながると、ただの流行り言葉で済ませるわけにはいきません。 今まで単品のモノやサービスを売っていた仕事から離れろ、というふうには捉えているのですが、では、どうするのか、と言われると考えが止まってしまいます。 そういう時にこの本を読みました。 消費者余剰と生産者余剰日本人の「世間一般から見た自分の生活レベルに対する意識」という調査の結果が示されています。それによると

          「デジタル国富論」