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「話す順番」のコツとは!?

「伝える」という行為は、自分なりに「できた〜」と思っても、相手に「伝わっていない」と、残念ながら「できた〜」ということにはならないのです。

そんな時に、1つでも課題が見えるといいですよね!

同じことを伝えたいのに、伝える内容は一緒なのに、伝わり方が全然変わってしまうってことありませんか?

それって寂しいですよね・・・。

そんな時は、話す順番を意識するだけで、変わってきますよ!!


伝え方はイロイロ

あなたは今からお客様に2つのことを伝えます。

さて、どうやって伝えますか?

これは、同じことを伝える場合であっても、伝え方で結果が全く変わってしまう事例です。

あなたがお客様に伝えることは・・・、次の2つです。

お客様に、ある会社をご紹介したい。
お客様に、ある条件のものを探していただきたい。

Aさんの事例

Aさん:〇◯のようなものを探しているのですが、御社にはございますでしょうか?

お客様:具体的にはどのようなものですか?

Aさん:具体的には■■のようなものになります。

お客様:ちょっと担当者に確認してみます。

(一旦保留)

お客様:すみません■■のようなものは弊社の在庫にはないとのことです。ちょっとお役に立てないかもしれません。申し訳ございません。

Aさん:お知り合いの会社などでは、いかがでしょうか?

お客様:ちょっと分かりませんね。何かあればご連絡します。

Aさん:そうですか。お手間を取らせてすみませんでした。それと、別件である会社をお客様にご紹介したいと思うのですが・・・。

お客様:そうなんですね、ありがとうございます。一度検討しますので、どんな会社かという情報をメールでいただいてもよろしいでしょうか?

Aさん:今ご説明もできますが・・・。

お客様:あっ、メールでいいですよ。後ほど検討させていただきます。

Bさんの事例

Bさん:△△のような会社をぜひ御社にご紹介したいのですが、いかがでしょうか?

お客様:えーそうなんですか!!!ありがとうございます!!! ぜひお願いします。細かい情報もいただけますか?

Bさん:はい、かしこまりました。弊社も信頼できる方にお繋ぎしたいと思っていましたので、とても助かります。ありがとうございます。では後ほどメールで送らせていただきます。

お客様:はい、お待ちしております。ありがとうございます。

Bさん:それと、〇〇のようなものを探しているのですが、お客様のところにございますでしょうか?

お客様:私は担当ではないので、今すぐは少しわからないのですが。後で確認してもいいですか?

Bさん:ありがとうございます。それではあわせてメールに書かせていただきますので、ご検討いただけますでしょうか?

お客様:はい、担当にも確認して出来る限り探してみます。メールを確認しましたら、折り返しご連絡いたします。それ以外にも何かあれば、何でも言ってください。

Bさん:助かります。ありがとうございます。

フランクなYES

さて、この2人のやりとりでは、何が違うのでしょうか?

最初にお伝えした簡単なコツとは「最初にフランクなYES」をいただくことです。

「フランクなYES」とは「あ〜いいですよ〜」とか「わかりましたよ〜」のようなものです。これを最初にさらっといただくことがポイントです。

その「フランクなYES」をお客様から最初にいただけると、その後の会話もポジティブに進んでいきます。

実際に今回の事例では・・・

Aさんは何か悪いことをしたような終わり方
Bさんはお客様に感謝されて次に繋がるような終わり方

全く違いますよね(笑)

伝え方の簡単なコツを意識し実践するかしないかで、同じことを伝えていても、相手の受け止め方は全く変わってきます。

これはお客様に対してだけでなく、どのような人に対しても当てはまる簡単なコツです。

コミュニケーション能力を高めるには

「最初にフランクなYES」をいただく

「伝えるコツ」が大切なのです。

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