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「聞く力」の根底には「相手の立場に立つ」という姿勢が大切
「話したい」とか「聞いてほしい」という願望は、みな一様に持っているのではなく、個人差があります。
例えば・・・年齢による違い。
子どもなんかは、とにかく「聞いてほしい」という願望が強いですよね。
だから、聞いてあげればいいのです。
ここでも父として、我慢の限界がやってきてしまい、反省することがよくありますが・・・。
よく子どもに好かれる大人がいますが、そんな人の共通点は、話しやすい雰囲気を持っていることと、聞く力があることです。
だから子どもは、喜んで話すのです。
例えば・・・性別による違い。
今はジェンダーフリーという言葉があるように、一概に性別で割り切れるものではありませんが、一般的には次のように言われていることが多いです。
女性は「相談=話を聞いてもらう場」と考えることが多いようです。
自分が話すことに対して、頷いて聞いてくれたり共感してもらえるだけで満足度が高まり、そのことだけで「相談して良かった」と感じる人が多いようです。
一方で男性は「相談=アドバイスをもらう場」と考えることが多いようです。
そのため、悩みを相談された時は、何か良い解決法がないかを考え、相手にアドバイスをしようとします。
それぞれの立場に立って考えると、あくまで「相談」に対する価値観の違いであって、どちらが悪いということはないのです。
例えば、男女の間でも・・・
女性が男性に相談し、それを話の途中にも関わらずアドバイスで返されると、女性は「彼は私の話を聞いてくれない」と感じ、不満が募ったり相手に対して不信感を抱くようになってしまうことが多いようです。
一方で男性はどうかというと、相談されたからアドバイスを返しているのに、だったら「相談しなきゃいいのに」と思ってしまうことが多いようです。
これは性別を例にした事例ですが、性別ではなく人のタイプとして考えてみると、周りの人に対する接し方が変わってくるかもしれません。
このように、色々なタイプの人がいます。
だから「聞く力」の根底には「相手の立場に立つ」という姿勢が大切になるのです。
相手の立場に立ち「聞く力」を持つことができると、相手はどんどん話してくれるようになります。
さらにその「聞く力」のおかげで、相手は話しながらどんどん心地良い気分になっていきます。
その過程を経て相手が喜んでくれると、人間関係も次のステージへ進むことができるのです。
それが成長であり、人生の喜びだと実感しています。
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