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ギターペダルの世界から、AUDIO TO MIDIの世界に足を踏みいれた話について

前提

序論

ギターのエフェクターって似たような音のするものが多い気がする、●●系、●●アンプライクとか、デジタル化が進むことにより進歩はしているのだとは思うが、帰結する先が似てくるのだ

だったら、原点なるアンプやエフェクターを購入する、現存しないので最も近いペダルを買えば済む、他、様々な理由はあるとは思うが、そんなにいらないんじゃね?っていうのが感想だ。また、情報の海(新作情報)に流され続けると、消費者の一人である自分としては単純に視覚上は飽きてくる

なぜ、似たようなエフェクターばかり発売されるのだろうか(想像)

  • エフェクターの製造数は限られている → だから高いのでは?

  • 売値が高いので在庫を抱えたら赤字では? → 人気のある音に絞りたい

少し、売り手の気持ちに立ったら理解できそうな気がする。消費者も完全なオリジナリティを全面に押し出さない限り、好きな●●バンドのサウンドを出したいとかってのがあると思う。そのバンドの音をオリジンとして捉えれば、似たように作りたい(似たような音を作りたい)というニーズが発生するはずだ。作り手も生活という観点では売れる商品を作りたいハズだ。売れている曲を模倣する(音が似てくる)だろう。結果、その根幹を支える音作りとしてヒットしている音が出せるエフェクターを求めるのではないか。また、聞き手は純粋に好む音というのがある程度のバリエーションに収束していくのではないだろうか。大抵は人が好む音があり、エフェクターも関連してくるのでは・・・

というように、情報の面では飽きてくるのに、求めているのは聞きなれた音という何とも矛盾する話だ

とはいえ、1ステージ、別の次元を見ることも視界が広がってよいかと思う。AUDIO TO MIDIの技術で未知の領域へ踏み込んでいく。他にも技術はあるが、今回はAUDIO TO MIDIの世界で話を進めていく

なお、AUDIO TO MIDIというのはGoogleの検索ワードで使っただけであり、正式な名称でも何でもないので注意すること。要はオーディオデータをMIDIデータに変換するという話だ。ただ、ChatGPTに聞いたらこれがメッチャクチャ難しい問題らしい。また、レイテンシーや認識精度、表現も課題があるので未来に期待したい技術(実用性までは期待しない技術)として読んでもらえればと思う。試してソフトも有料のソフトであることを断っておく

本論

ギターのエフェクターを1つ違う次元に連れて行ってくれる例について示そう。自分の演奏で悪いのだが、ギターでバイオリンを演奏している例だ

ちょっと感動した。演奏というよりは可能性を感じた。ギターの音をキーボード等の音に変換するペダルはいくつかあると思うが、バイオリン、キーボード、ベース、シンセサイザー、ドラム、民族楽器など、オーディオからmidiに変換できるので、基本的に既存のエフェクターペダルでは実現できなかったライブラリの音が出せる。どういうことかといえば、DAWとプラグインを持っていれば、持っているプラグインの音を全て出せる(再利用できる)ということだ。どうだろう、ジャンルは異なるが別な意味で別次元の扉が開かれた気分ではなかろうか?

人によってはペダルもだが、DAWのプラグインに投資している人もいるだろう。ギターで他の楽器を操作できるのは熱いし、ギターのペダルに毎回、固執しなくてもよくなる

もちろん、課題もある。高速ピッキングだと読み取る精度が落ちるので、忠実にギターの演奏通りのニュアンスで他の楽器がなるわけではない。全ての楽器がギターの特性と同じわけでもないのだが、まだ、技術的に課題があると思われる部分もある。もう少し、設定をいじったりしていくつか改善しないかなどは試していきたい

製品ベース(道具ファースト)で紹介するのはよくないと思うが、前提にもあるようにDubler2というソフトがある。正直、かなり高いのでBlackFriday Saleなどを狙って購入を検討することをお勧めする。まあ、ギターに何十万とかペダルに何万とか、アンプに何十万掛ける人には大した金額なのではないかもしれないが、Dubler2の感想としては音というより技術にお金を支払うイメージが得られた。これでこんなに取ってもいいんだという戸惑いもあったが、技術=お金に変えている良い例だと捉えることとする。もちろん、ニーズ(体験)を踏まえての話なんだろうけど

本当は、Dubler2を使う前に価格で比べれば安価な、A2M real-time Audio to MIDIで色々と試したかったのだが、残念ながら最新のMacOSでは対応していないようで使えなかった

原点となる楽器を買うのがベターではあろうが、そんなに頻度よく使うわけでない、ちょっと使いたい程度なら楽しめるかと

また、ギターとはいうが、ギターでなくてもいい。どちらかといえば本家で紹介されているのは、声を使って楽器を鳴らすということだ

つまり、鼻歌で曲(どんな楽器でどんな音が鳴るかと)を妄想していたのが、ダイレクトに楽器へ伝わるということだ。ここにも製品の魅力を感じた

実際のところ、自分で録音してみたところ、読み取る精度の問題もあると思うが、ピッチがブレたり、想像していたキーで歌っていないことが分かり、新鮮さを逆に感じているのだが、イメージと現実の乖離が逆に勉強になった。要はイメージしているピッチで歌う訓練(現実からイメージへのズレを補うこと)をしていかないと使いこなせなさそうだ

しかし、オリジナル曲を1本、作成している途中ではあるが、構想を膨らます上でも曲を作る上でもどんどん活用はしていく

そして、ピッチという点で自分の声よりは正確であろうギターで弾いてみたというのが本件の取り組みである

まあ、詳しくは公式のリソースを参照してほしい。いくつかチャレンジはしていくので素人のリソース(実際のリソース)が欲しいときには、また、どこかで公開するつもりなので、見てもらえれば

結論

AUDIO TO MIDIは未来に期待できる技術である

おわり!