しきなゆか 🇺🇸米国在住 教育研究員

Washington DC在住 / SERI代表 / 教育政策のブレーンを目指してコロ…

しきなゆか 🇺🇸米国在住 教育研究員

Washington DC在住 / SERI代表 / 教育政策のブレーンを目指してコロンビア大学院で勉強しています

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最近の記事

教育のスゴい論文noteを始めました

私がこのnoteを書き始めたのは、教育に関する論文や面白い取り組みについて発信しよう、そして仲間作りをしながら教育政策のブレーン集団を作ろうと思ったからです。 そこで早速一人目の仲間(コロンビア大学の教育大学院で教育心理学の博士課程在籍中の山根寛さん)を見つけ、教育の面白い論文を紹介するnoteを別に作ることにしました。毎日大量の論文を読む中で「教員時代に知りたかったなぁ」と思うことがたくさんあるからです。 コツコツ書き溜めて2年、既に100記事以上溜まっています。 人

    • 私は教育問題をセクシーにしたい

      これは小泉進次郎氏の真似ではなく、アーノルド・シュワルツェネッガー氏のセリフの真似です。 俳優で政治家で環境活動家でもあるシュワちゃんは、10年以上前から  と繰り返し唱えており、私はずっと真似しています。 (例えばこのロイターの記事やこのビジネスインサイダーの記事で) 私は同様に教育問題をセクシーにしたいのです。なぜか? ド派手なチャリティという記事でも同様のことを書きましたが、社会問題に取り組む際に、悲壮感が漂いすぎると普通の人が気軽に参加できなくなるからです。人生

      • コロンビア大学教育大学院に合格しました

        自分でもまだ信じられないのですが、コロンビア大学の教育大学院ティーチャーズカレッジの国際教育比較学コースから合格をいただきました。そして大変ありがたいことに、いくつかの日本の自治体と組んで実施した子供の貧困と教育成果に関する調査実績と研究計画が認められ給付奨学生となりました。色んな思いがこみ上げています。 英語が苦手な私にとってアイビーリーグなんて2年前までは遠い世界の、例えばFBIやアラバスタ王国と同列の存在でしたが、歯が欠けるほどに勉強した結果、切符を手にすることができ

        • アメリカの秘密結社

          ワシントンDCには秘密結社がたくさんあります。秘密結社だなんて都市伝説だと思っていたけれど普通に存在します。秘密と言っても隠れてはいません。豪華絢爛な建物とそこに入っていく紳士淑女がいて、会員以外立ち入り禁止の文字が小さく掲げられているだけです。(正確に言うとエリートや上流階級の人のみが入れる招待制のソーシャルクラブです) 例えばコスモクラブ。 1878年にできた招待制のソーシャルクラブで大統領3人、副大統領2人、ノーベル賞受賞者36人など錚々たるメンバーが会員です。

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        • 海外教育ニュース
          しきなゆか 🇺🇸米国在住 教育研究員

        記事

          オバマ元大統領の提案

          こんにちは。ワシントンDCに住んでいる教育研究員の識名です。 2020年6月現在、アメリカの各地で起こっている黒人男性死亡事件に対する抗議活動、一部で過激化したり関係のない人が紛れ込んだり混沌としています。私のお気に入りカフェは焼かれ、友人達のオフィスも破られてしまいました。これからどうなっていくのだろうと皆が不安に思う中、オバマ元大統領の提案が素晴らしいなと思ったので紹介します。問題提起の次は、どうしたら解決できるかを考えたいなと思っている方に読んでもらいたい。キーワード

          オンライン授業を"人間らしく"するコツ

          いきなりはじまったオンライン授業、順調ですか?対面と比べてやりづらさを感じていませんか。突然の休校やオンライン化に対応される先生方には、本当に頭が下がります。 私はアメリカのワシントンDCで教育研究員をしている識名と申します。 オンライン授業を開始したものの、対面に比べてやりづらさを感じているという悩みを日米両方の先生からいただいたので、スタンフォードの先生おすすめのオンライン授業を「人間らしく」する工夫をご紹介します。キーワードは「一緒にみる」と「お互いをみる」です。一般

          オンライン授業を"人間らしく"するコツ

          私が一次資料にこだわる理由

          こんにちは。私はワシントンDCに住んでいる教育研究員です。 「出典は?」が口癖の一次資料オタクです。 トランプ大統領のオリンピックに関する発言と、それを巡る報道を眺めていて、改めて自分が一次資料にこだわる理由を思い出したので、それについて書きたいと思います。 まず今回のトランプ大統領のオリンピックに関する発言ですが、ちょうど中継映像を見ていました。記者からの質問に話を逸らそうとする大統領はmaybeを7回も使い、長い長い前置きの後に “I would say maybe

          私が一次資料にこだわる理由

          ド派手なチャリティ

          アメリカに引っ越して半年ほどたった時の話。 仕事と勉強ばかりの毎日でしたが、ふと「あれ。私アメリカにいるのに、ゴシップガールみたいな生活してない」と気がつきました。 妄想していた華やかな生活と、家と図書館の往復の日々の違いに疑問を感じ、勢いに任せてこちらのナイトランに友人と2名分申し込みました。 https://nightnationrun website より チャ、チャラい... コンセプトは「アメリカの陽気さを体験する」。どうせなら思い切り味わうぞと当日は集合時間の1

          自己紹介

          こんにちは。私はワシントンDC在住の教育研究員の識名由佳です。 この記事は、noteの他の記事やTwitterなどを見て「お前だれやねん」と思われた方に向けて、「怪しいやつではございません」と名刺代わりに書いたものです。 何してる人?私はアメリカのワシントンDCに住んでおり、2つの仕事を掛け持ちしています。1つは日本のビジネススクールのGLOBISで研究員。もう1つはSERIという自分で創業した教育研究所で、教育政策やEdTechについてリサーチしています。主に教育委