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第4稿:Z世代のキャリア闘争〜ハーフのもがきと苦しみ〜

間が空き申し訳ございません。前回は高校受験前半の話を主にしました。今回は受験終了までのお話をます。

#7 受験期と恋愛〜トレードオフ〜

高校最後の夏休みを全て受験勉強に捧げました。明くる日も明くる日も勉強漬けの生活をほぼ1ヶ月。机に絶対早稲田合格と紙を貼り、自分を奮い立たせ、友人からの誘いも断り文字通り一つのことに全ての時間を投下しました。
お風呂では漢文の文法集や単語集(撥水性のある素材でできたやつ)を読み、トイレには歴代の総理大臣を暗記するための紙を準備し、イクヤマイマイと唱えていました。(これ未来の受験生は歴代の総理大臣がどんどん増えてって大変だよな、、、とか思ってました)

夏休み終盤、自分の現在地を確かめるべく、早稲田向けの模試をに受けました。結果は見事に砕け散りE判定、早稲田大学教育学部英語学科だけD判定でした。

この模試をきっかけに改めて、早慶って難しいんだなと割と本気で絶望したことを覚えてます。この結果を受けて1週間ほど落ち込みましたが、むしろここから伸ばしていくだけだと開き直り、今まで通り勉強を続けていくのでした。

季節は秋に変わり、いよいよ受験直前の緊張感がちらほら周りに漂っていきました。リスニング代わりにBEATLESを聴きながら自転車通学。毎朝7時半ごろに学校に行き、英単語や古文単語をひたすらやっていました。マドンナ古文&受験サプリの古文をやり切った後には、徒然草や方丈記、そして源氏物語の原文&和訳がセットになっているものを知識として読んでいました。漢文については論語を読みました。古文はやっぱり面白いので、普通に息抜きになりました。おすすめは中野考次さんの作品達です。気張らずわかりやすく、中野さん自身も本当にこの本達が好きなんだなと感じる内容になっています。

↑中野さんの本URLは下記です。
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%99%E3%82%89%E3%81%99%E3%82%89%E8%AA%AD%E3%82%81%E3%82%8B%E5%BE%92%E7%84%B6%E8%8D%89-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%B8%AD%E9%87%8E-%E5%AD%9D%E6%AC%A1/dp/4062777053/ref=asc_df_4062777053/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=296009918805&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=3000344275189552988&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009312&hvtargid=pla-524944083107&psc=1&th=1&psc=1

毎朝同じ時間に教室に着くと、いつも大体同じメンツがいます。僕の隣の席に座っていた女の子もそうでした。いつも僕よりも早く教室で英単語の勉強していて、努力をしている姿にどれだけ勇気をもらったことか。最初は別に仲良くなかったのですが、何度か席替えしてもずっと隣の席が続き、ペアワークの機会も増え、徐々に仲良くなっていきました。その子はMARCH志望でした。

帰る方面を一緒だったので、自然な流れでマクドナルドで一緒に勉強したりもしてました。今でもそうですが、頑張る人が好きなタイプなので、僕自身彼女に自然と恋心も寄せるようになっていきました。ここでもし彼女に告白していたら、受験の結果を含めどうなっていたのか今でも振り返ることがありますが、結果としてアクションを起こさず、勉強を優先しました。余談ですが、当時の心の内を正直に話せるような間柄だったので、今も彼女とは仲良くさせてもらってます。お互いいい思い出だったねと。

それだけ僕は負けたくなかった。決して裕福な家庭ではなかったので、私立に行かせてくれる両親の心意気に報いたいと本気で思ってました。どうにか受かって喜ばせてあげたい。鼻高々に思ってもらいたいと真剣に思ってました。何も言わずご飯を作ってくれる母親、土日も返上で働く父親。もはや僕だけの受験ではなかったのです。

#8受験本番〜センター利用全勝 。努力をする人には幸運が訪れる〜

今までの勉強の全てをぶつけ、1月にセンター試験を受けました。センター試験の過去問は9割くらいは取れていたので、余裕を持って試験に臨むことができました。しかもその時に源氏物語が出題され、内容を熟知していた僕は古文を瞬殺することができました。努力は必ず報われるは違うと思ってますが、不思議なこと幸運は準備をしてきた人には訪れるとは思います。当時のセンター試験の詳細の点数は忘れてしまいましたが、センター利用で下記の学部の合格を手中に収めることができました。

青山学院大学 文学部 英文学科
立教大学 文学部 文学科 英文文学専修

また、TEAPを利用した上智大学についても下記の学部の合格を手にすることができました。

上智大学 文学部 英文学科

「とりあえず大学生にはなれる」。2月中盤の早稲田受験を前に、上記の学部が受かっていたことは精神衛生上非常に良かったと思います。流石にセンター試験の翌日は1日休憩を挟みました。

そこから早稲田受験までフルスピードで走り抜け、いざ受験当日。いきなり本命の早稲田大学国際教養学部でした。その日は受験会場に向かう途中に時計が壊れてしまい不運から始まりました。父親が代わりの時計をすぐに持ってきてくれましたが、会場にはギリギリで到着する始末。正直終わったと思いました。国語と日本史は自分のペースでやりきり、感覚的にはかなり高得点を取れたと思いますが、点数配分が大きい英語は全く手応えがなかったので、「国際教養学部は落ちたな」と思いました。

とりあえず最後の最後まで全力を出そう。そう心に決めていたのでメンタルは安定したまま、教育学部の受験に臨みました。国際教養学部とは異なり、教育学部の試験はめちゃくちゃ手応えがあったので、試験が終わった瞬間に、これは受かったなと思いました。

こうして全ての受験が終わり、残すは結果発表。受験後の1週間は全てをやり切った爽快な気持ちで、家族との時間を過ごしました。一ついやらしいなと思ったことは上智の入学手続きが早稲田の発表前にあったことです。早稲田に受からなかったら上智にいきたかったので、入学金確か30万円くらいを支払う必要があったと記憶してます。個人的には受験ビジネスのこういうところが嫌いです。

#9 結果発表〜迷ったら厳しい道をいけ〜

運命の合格発表当日、第一志望の早稲田大学国際教養学部でしたが、どうせ無理だろうなとページを開いたところ、なんと自分の番号がありました。両親に泣きながら報告したことを覚えてます。「良かったね。頑張ったもんね。本当におめでとう」上智のことは気にしなくていいから、早稲田に行きなさいと言ってもらい、僕の大学受験は終わりました。(教育学部も受かってました)
こいつには負けたくないと思ってた同じクラスに人は早稲田に落ちました。嫌なやつですが、”勝った”と素直に嬉しかったです。(当然表にその感情は出しませんが、、、)
受験勉強を通して勉学以外に様々なことを学びました。以下にまとめて記載します。受験に関する相談は可能な限り乗りたいので、コメントお願いします。

・高いハードルを設定すること。早稲田の勉強してる人はMARCHが受かる実力がつく。必ず達成が難しい方を選ぶこと。厳しい方を進めば、それ以外の道は易しく感じるようになる。
・受験はお金がすごくかかること。受験できるだけでも感謝。
・他の人を必要以上に気にしなくていいこと。人のことを気にしがちになってしまうのは仕方がないが、あくまで自分との戦い。自分のプランを鉄の意志で遂行することが一番大事。
・何かを成し遂げるには必ず目標が必要なこと。必ず目標が必要。目指す山がない状態だと、何事も身が入らない。
・目標を達成するためのプロセスは必ず紙にかき、言語化し、アクションプランまで落とし込むこと。
・全力で何かに取り組むことは何にも代え難い経験値なること。
・支えてくれる人に感謝すること
・負けないこと
・投げ出さないこと
・逃げ出さないこと
・信じ抜くこと
・自分のアタマで考えること
・受験期に付き合い始めたカップルのどちらかは志望校に受からないこと

次回から早稲田大学編を始めます。応援してくれること本当に励みになります。引き続きよろしくお願いします。

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