豆腐でもちもち、おからでしっとり。ホットケーキを作ってみた。
ホットケーキの焼き目が均一できれいなきつね色になると幸せになる。
作ったことがある人は知っていると思うが、ホットケーキの表面をムラなく焼くのはなかなか難しい。
火加減が難儀なのだ。
そこで私はホットプレートを活用している。
これならほぼ失敗なく上手に焼ける。
生地作りは簡単。
市販のミックス粉と卵と牛乳を混ぜるて、あとは焼くだけ。
適温に温めたホットプレートに生地をまあるく広げてしばし。
ミックス粉由来のバニラの匂いがふんわり香ってくるので、生地の表面にぷちぷちと小さな穴ができるので、ここぞとばかりにひっくり返す。
このとき、焼き目がきれいに色づいているとテンションが上がるし、縁がまあるく焦げついていたら少しがっかり。(でも食べる)
そうしてできたホットケーキは、できたてが最高。
ほこほこの湯気が立つところにシロップをまわしかけて、喫茶店気分でナイフとフォークを使ってパクリ。
耳の下の辺りの筋肉がキュウッと絞まるような感覚に襲われるくらいにうまい。
できたてならではの至福の味。自家製ホットケーキってすごい。
そういうわけで本題。
今回は2通りのホットケーキを作ってみようかと。
ひとつ目は豆腐100g入り。
ふたつ目はおから100g入り。
ポイントは100g使うこと。
なぜか。
たくさん使うことに、こだわってみたいと思ったからだ。
最近だと小分けパックもあるけど、豆腐は1丁300g。
おからだって、豆腐屋で出来たてがたくさん手に入る。
それをおいしいうちに食べきること、そしてたくさん使うこと。そういうことにこだわるのも楽しいかな、なんて思ったのだ。
ちなみに豆腐入りはもちもちに、おから入りはしっとりの仕上がりになった。
早速作ってみよう。
豆腐・おからのホットケーキ 材料
豆腐のホットケーキ(3枚)
ホットケーキミックス…50g
絹ごし豆腐…100g
卵…1個
おからのホットケーキ(10枚)
ホットケーキミックス…100g
生おから…100g
卵…1個
牛乳…100ml
豆腐・おからのホットケーキ 作り方
1.豆腐ホットケーキの生地を作る
ボウルに豆腐を入れて泡だて器で崩し、よく混ぜてペースト状にする。
卵を加えてさらによく混ぜ合わせる。
粉を加えて泡だて器で1分ほどぐるぐると混ぜる。
2.おからホットケーキの生地を作る
ボウルに卵を割りほぐし、牛乳と生おからを加えて泡だて器でしっかりと混ぜ合わせる
粉を加えて泡だて器で粉っぽさがなくなるまでやさしく混ぜる。
3.焼く
ホットプレートを160度に熱し、油を引く。(余分な油はキッチンペーパーで拭き取ること)
生地をまあるく広げる。(上)豆腐ホットケーキだと3枚分、(下)おからホットケーキだと10枚分)
3分ほどしたら表面がプツプツするのでひっくり返し、蓋をして3分焼いてできあがり。
◇◇◇◇
豆腐ホットケーキは牛乳を使わず、粉も少なめに。
使う豆腐は絹ごしならなんでもいいし、水切りもしなくてよし。
軽めの仕上がりで、蒸しパンみたい。そしてもちもち。
おからホットケーキはいつものホットケーキにおからが入っただけなのだけど、食べてみるとおからを感じないことに驚くほど。
冷めるとしっとりになるけど、レンジで10秒温めるとまたふんわりに。
好きなシロップやフルーツがあればてんこもりに添えて、さあいただきます!
◇◇◇◇
こちらもよろしくお願いします!
◇ 「まいにち野菜と豆腐」(江戸野陽子のHP。料理教室で作ったレシピなどを定期公開。生おからを使った焼き菓子レシピたくさんあります)
最近は料理教室の告知が主になっています。
オンライン料理教室もできるよう、目下準備中です。
◇ 「すごい豆腐の最高においしい食べ方」笠倉出版社(江戸野陽子の豆腐レシピ本。豆腐は種類別にレシピを紹介。揚げも厚揚げもおからも豆乳も湯葉も詳細に取り上げているところが分かりやすいと評判です)
野菜と豆腐の料理家 豆腐をきっかけに知っていただけたらありがたいかぎりです。