2色の「おから白玉」と「ごま餡」
豆腐屋さんで珍しい豆腐やおからを見つけると、つい買ってしまう。
豆腐もおからも生ものなので、賞味期限がとても早いのは承知で、すぐに食べないと風味が落ちてしまう。
だけど、その豆腐屋にあるものは、豆腐屋でしか手に入らないものなので、ついつい大量買いしてしまう。
ちなみに過去一番散財したのは3,500円だっただろうか。
冷凍できるのでお揚げをたくさん買い込み、子どもたちと一緒に食べたいからと豆腐ドーナツやシフォンケーキなどの焼き菓子をたくさん選び、2-3日以内に食べきろうと心に決めてたくさんの豆腐と豆乳を買い込んだ。
つまり豆腐屋とは一期一会。見逃してはいけないのだ。
前置きが長くなったけど、今回手に入れたのはこれ――黒豆のおからと緑豆のおからだ。
緑豆の豆腐を扱う店舗はよく見かけるが、黒豆は初めてだった。
黒豆は大豆と比べたら高価だし、できあがった豆腐も黒くてびっくりすような色合いになる。なのに、豆腐作っていて、なんてチャレンジングなのだろうか、そして気になる。
チャレンジングな試みが大好きな私としたは絶対に見逃せないし、使ってみたい。
そういうわけで、2色のおからで白玉を作ることにした。
果たして味は違うのか、そしてどんな味がするのだろうか。
そういう興味で、まずはおから白玉を作ってみた。
これ、とっても気軽に作れるのでおすすめ。
ここでは2色のおからで作っているけど、みなさんは白い生おからでいいですから!
ちなみに今回ごま餡にしたのは、そういう気分だったから。
普通のあんこでも、いいですから!
おから白玉とごま餡 材料
おから白玉とごま餡 作り方
1. ごま餡を作る
ボウルにこしあん、黒ゴマペースト、すりごまを入れてよく混ぜ合わせる。
豆乳を加えて、なめらかになるまでさらによく混ぜ合わせる。(固かったら豆乳を足してなめらかにしてください)
2.白玉の生地を作る
ボウルに白玉粉と生おからを入れ、指先で全体をすり合わせながら混ぜる。
水を加え、手で練り混ぜる。生地がぼそぼそするようだったら水を少し加えて混ぜる。
ちなみに黒豆のおからで作るとこんな感じ。
3.白玉を成型する
白玉の生地をまん丸に成型する。(40-50個できます)
4.白玉をゆでる
鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したら白玉を一気に入れて強火のままゆでる。
白玉が浮かんでから30秒立ってから、冷水にとる。冷水を何度か替え、白玉が冷めたら、ざるにあけて水気を切る。
5.盛り付け
卵色の白玉(緑豆おから)と、ごま塩入りみたいな白玉(黒豆おから)が完成。
器にごま餡と白玉を盛り付けて、お好みできなこをふりかけて。
そうして
白玉とごま餡を一緒にフォークですくい取って、パクリ。
むっちむっちと弾力がしっかりと感じられる歯ごたえ。おから入りだから、もっとぼそぼそするかと思いきや、そんなことは一切なし。
白玉に食物繊維たっぷりの生おからが入っていると思うと、得した気分になれてハッピーに。
あと、ごま餡がめっちゃくちゃおいしい!!
今回他意はなく、ごま餡が食べたかってだけなのだが、これが大正解と言わんばかりの相性のよさ。
甘いあんこに、黒ごまの風味と香ばしさが加わって、さらに軽さが加わって。そして豆乳のおかげでしっとり。
で、味の違い?
緑豆おから白玉は、枝豆を思わせるような風味が。黒豆おから白玉は豆の強い風味がどことなく感じられました。
ゆでるとちょっと風味が弱まるのかもしれないな、と。
そういうわけで色つきおからを比較し、おいしくいただくことができて大満足。
豆腐白玉とおから白玉についても実験したことがあるので、もし興味があればこちらもよろしくお願いします。
◇◇◇◇
◇ 「まいにち野菜と豆腐」(江戸野陽子のHP)
最近は料理教室の告知が主になっています。
◇ 「すごい豆腐の最高においしい食べ方」笠倉出版社(江戸野陽子の豆腐レシピ本。豆腐は種類別にレシピを紹介。揚げも厚揚げもおからも豆乳も湯葉も詳細に取り上げているところが分かりやすいと評判です)
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