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カスタードを名乗ってもいいかな、豆腐カスタードクリーム

とろとろとした淡いたまご色のカスタードクリームにわくわくしてしまう。

牛乳と卵が織りなすコクとまろやかさが口いっぱいに広がって、とろみがしっかりしているから食感と甘みの余韻が長いところがたまらない。

それに黒いつぶつぶのバニラビーンズ入りだと、上品なバニラの香りが加わってわくわくを通り越してどきどきするほどおいしい。

そう、子どもの頃からシュークリームもミルフィーユも生地よりカスタードクリームが大好きで、それほど好きなので、一番最初に作った豆腐スイーツは豆腐カスタードクリームだったほどだ。

なのでぜひ紹介しておきたい。

木綿でも絹ごしでも作れるけど、今回はパンに塗ったり挟んだりしやすい木綿を紹介しようかと。

ポイントはしっかりと水切りをしてから作ること、堅豆腐やソフトタイプじゃなくてオーソドックスな木綿を選ぶこと。

水切りしたら砂糖・バニラオイル・溶かしバター・少しの味噌を入れて撹拌。(味噌が大豆のクセをまろやかにするんです)

そうしたらしっかり冷やして、フルーツやクラッカーを添えて食べてもいいし、パンにはさんでも。

色も白っぽいし、卵と牛乳の味わいもないけど、大豆の風味が引き出されてほんのりミルキー。

こってりとした質感で、バニラが満載。

これはこれで新しい味わいでなかなかおいしいのだ。

豆腐で作ったものだけど、あの頃興奮したバニラのわくわくと(大豆とバターのおかげの)コクが味わえて、にんまりとしちゃう味。

材料を混ぜるだけなので作れるので一度食べてみてほしい。

豆腐カスタードクリームの材料

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豆腐カスタードクリームの材料 (作りやすい量)
木綿豆腐………300g
砂糖………50g
溶かしバター………10g
バニラオイル………少々
味噌………大さじ1/2 (なければ塩をひとつまみ)

今回使った豆腐は、おとうふ工房いしかわの至高のもめん。

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ここの豆腐は、豆腐の甘み成分であるオリゴ糖を大事にしているので、甘みがあるので、デザートを作るときはおすすめ。

もちろん豆腐として食べてもよし。

あとバニラオイルはセリアで100円で手に入るのでこの機会にぜひ。なければバニラエッセンスで代用可。

豆腐カスタードクリームの作り方

1.豆腐の水切りをする

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豆腐はキッチンペーパーで包み、600Wの電子レンジで3分加熱し、重しをして10-30分水切りをする。

※カットしてから水切りすると、そのままするより早くできる。
※水切りしたら豆腐本体300g→250-270gになるとよい。

2.撹拌する

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材料をハンドミキサーなどでなめらかになるまで撹拌する。

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※ここではスティックミキサーで撹拌。

3.冷やす

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冷蔵庫でよく冷やしたらできあがり。

活用例1 パンにのせる

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まるいパンを横半分に切り、断面にたっぷりと豆腐カスタードを塗る。
その上にカットした缶詰の黄桃と冷凍ラズベリーを乗せる。

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タルトみたいな仕上がりになって、フルーツてんこもりで至福の味に。
個人的には豆腐クリームには黄桃が一番合う。

活用例2 フルーツとクラッカーに添える


容器に豆腐カスタードと好みのフルーツとクラッカーを添える。

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クラッカーの塩気と豆腐カスタードが異様に合致。
バナナと巨峰を合わせたけど、カップの中に甘い・しょっぱい・酸味が混在して止まらなくなる味に。

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6月に紹介した豆乳わらびもちが、私が書いたnote史上一番すきをいただきまして…とても嬉しい!

フォロワーもグッと増えまして、ありがたい気持ちでいっぱいです。

このマガジン「豆腐とおから おやつの時間」は前半にダラダラと好きな気持ちを語っているのですが、受け入れてもらえてありがたいなぁ、と。

気ままに好きを語っていきたいと思うので、引き続きよろしくお願いします。

そしてこちらもよろしくお願いします!

◇ 「まいにち野菜と豆腐」(江戸野陽子のHP。料理教室で作ったレシピなどを定期公開。生おからを使った焼き菓子レシピたくさんあります)
最近は料理教室の告知が主になっています。
オンライン料理教室もできるよう、目下準備中です。

◇ 「すごい豆腐の最高においしい食べ方」笠倉出版社(江戸野陽子の豆腐レシピ本。豆腐は種類別にレシピを紹介。揚げも厚揚げもおからも豆乳も湯葉も詳細に取り上げているところが分かりやすいと評判です)

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