エド

マドリディスタです。98/99シーズンから応援しています。ラウールが大好きでした。

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最近の記事

マルコ・アセンシオ ~分かれ道~

レアルマドリーの未来、次代のエースなど様々な言葉で形容されてきたマルコ・アセンシオが新たな道を歩むことが決まった。マドリーに来た当初の圧倒的なポテンシャルを見て、ラウールの退団以降最も思い入れのある選手となり、彼中心のレアルマドリーを強く望んでいた。しかし結果的には、絶対的なレギュラーとして1シーズン戦い抜くことはないまま、マドリーでの旅は終わりを迎えることとなった。その中でもターニングポイントとなった出来事がいくつかあると思うので、振り返りたい。 彗星 レアルマドリーと

    • レアルマドリー版2022年流行語

      ワールドカップの熱狂が終わり、白い日常が戻ってくる。大会で活躍した者、早々に帰国を余儀なくされた者、参加できなかった者。様々な選手たちの想いがあるが、ファンにも印象に残る1年になった。 ここで、マドリー周辺及びファンの中でよく聞かれた言葉をとりあげてみたい。 クルトワやばい 文字通り、シュートを止めに止めまくった巨人。 CL決勝などはほぼシュート練習状態ながら、リバプールをシャットアウト。 舌も絶好調でインタビューでもチームメイトをチクリと刺すのを忘れない。 モドリッチ

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      • だいたいこんな感じな日本代表

        もうすぐワールドカップが始まる。 私は熱心に日本代表を追っているわけでもなく、ホームの試合はだいたい見ているくらいの熱量だ。 Jに贔屓のチームがあるわけでもないので、国内組に詳しくもないのだが(じゃあなぜnoteを書くのか)4年に一度の祭典なので、なんとなく祭りに参加したい日本人の特性を活かして、だいたいな日本代表にまつわる語録・エピソードを書こうと思う。 シントトロイデン三兄弟 ベルギーの提携クラブから飛躍した、遠藤航・鎌田大地・冨安健洋のことである。遠藤航は冨安の髪型

        • ブラジリアン・グレートファイアウォール

          あまりにも急転直下の別れとなった。サンパウロからローン移籍としてマドリード・カスティージャに移ったのは2013年。そこから、およそ9年。カゼミーロは門番として、巨大な壁を築きモグラが生息しているかのような数の守備の穴を塞ぎ続けてきた。 偉大な足跡を残した彼の歩みを振り返りたい。 ワンオブゼム トップチームデビューを飾ったのは12-13モウリーニョ政権下でチームがこのこカオスに陥りほぼ消化試合と化していた4月のベティス戦であった。 後に終生のコンビとなるモドリッチとのスター

        マルコ・アセンシオ ~分かれ道~

          マルセロ〜ロベルト・カルロスの後継者と呼ばれて〜

          陽気なカーニバルも永遠に続くわけではない。マルセロの退団が正式に決定した。とてもサイドバックとは思えない圧倒的な技巧と、太陽のような明るさでチームを照らし続けたブラジリアンも遂に34歳。 クラブで最もトロフィーを掲げたレジェンドの足跡を振り返りたい。 後継者 フルミネンセでデビューを飾り、世代交代を敢行していたドゥンガ率いるセレソンに18歳にして選ばれていたマルセロには当時ヨーロッパのビッグクラブの多くが関心を示していた。 当時のマドリーはペレス1次政権が終焉し、ジダンも引

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          至高の舞台、チャンピオンズリーグ決勝へ

          ついにこの日を迎えた。奇跡の連続のような勝ち上がりでファンを猛烈に興奮させてきた白い巨人。ヨーロッパの王を自任するわりに、その歩みは綱渡りどころか綱から落ちてぶらさがりながらギリギリの所で生還してきた。 レビューと言えるほどのものではないが、このどうしようもない興奮を落ち着けるために(パリの散歩道を聴きながら)この試合について書いてみたい。 マドリーの左サイド細かくみていくと注目すべき点は沢山あるのだろうが、マドリーがうまく攻撃できるかどうかはヴィニシウスがリバプールの右サ

          至高の舞台、チャンピオンズリーグ決勝へ

          レアルマドリーことわざ辞典

          日本独自のことわざにはレアルマドリーのことを指すものが数多く存在した。ここにそれらをまとめてみた。 石の上にも三年 高い潜在能力を持つヴィニシウスでも本格覚醒までにこれだけの年月を待つ必要があった 鬼ぎりに金棒 ポストプレーやスペースメークで貢献してきたベンゼマが得点力という リーサルウェポンを手に入れ究極の握り飯となったこと カルロを叩いて渡る とても用心深くローテーションに慎重なカルロをぶっ叩くことで、不満を露わにし現状変更をうながすフェデ・バルベルデのこと 急ガ

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          Magic Night

          いまだ熱狂から覚めない。サンチャゴベルナベウが興奮のるつぼと化し、あっという間に試合を動かしてしまった。 「ベンゼマのプレッシング」までは長く苦しい時間だった。フルスロットルのプレッシングで試合を開始しスタートから押し込んだものの、決定機を作るには至らない。 アセンシオとヴィニシウスはカットインして内側に入ってくるのを完全に見切られ、パリのサイドバックとインサイドハーフにコースを切られていた。開始10分程で前からのプレッシングは落ち着き、徐々にパリに主導権を奪われる。 エン

          Magic Night

          銀河系の幻影を追って ~PSGとの奪い合い冬~

          2か月の中断を経て、遂にチャンピオンズリーグが再開する。UEFAのビックリ不手際もあり、対戦相手がベンフィカからパリサンジェルマンに変更となった。勝ち抜けのハードルは上がったが、このようなビッグマッチを見られるのがCLの醍醐味といえる。愛すべき前キャプテン・守護神、宿敵、カンテラーノ、そして「彼」の去就。何かとマドリーと縁の多い対戦相手である。今シーズンのCLでの彼らの戦いぶり、そしてパリファンの方の声を参考に、ここではこの「世界が止まる一戦」に一体何が起こるのかを予想・空想

          銀河系の幻影を追って ~PSGとの奪い合い冬~

          おれ モラタ

          あけましておめでとう。おれ、モラタ。 色んな子と付き合ってきたんだけど、なぜかみんな長続きしないんだよな。おれは確かに美女ばかり渡り歩いてきたけど、正直で嘘がつけない男だと思うよ。遍歴が凄いって羨ましがられるが、おれは直感を大事にしているからね。 (*写真はイメージです。本人と関係ありません) レアルマドリー 色白絶世の美女だけど、プライドが高かった。学生の頃から付き合ってて、一旦別れたけど、ユーベとデート中に会った時の俺がかっこよかったらしくヨリを戻した。「自分の夢は君

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          RMWAGS~レアルマドリー美女名鑑~

          フットボーラーの横に美女あり。 これはノートではない。名鑑である。 ミシェル・ゲルジグ (ティボー・クルトワ) イスラエル人モデルで178㎝の長身。 2021年夏、キュートな笑顔で?サモーラ賞にして鉄壁のGKの心の牙城を崩した。 ダフネ・カニサレス(ダニエル・カルバハル) モデルとして活動するほか、ウェディング関係のビジネスを立ち上げている実業家。かつてマドリーにも在籍し、現在アラベスに所属するホセルの奥さんと双子の姉妹。 キャロライン・リマ(エデル・ミリトン) 夏

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          レアルマドリー用語集

          レアルマドリー界隈には様々な意味を含んだ用語がある。この言葉を知っていれば、よりクラブやファンの会話なども楽しめるかもしれない。 白 クラブを象徴する色。マドリーのことをエル・ブランコ(白)とも呼ぶ。ホワイトカラーのユニフォームは1880年代〜1900年代に栄華を誇ったイングランドのコリンシアンFCをモデルにしたと言われている。 マドリースコア 4-1。マドリーの完勝とは完封することではなく、相手にも一矢報いたと満足させる1点を与えることである。 *類義語 2-0は危

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          ラ・リーガの審判たち

          ラ・リーガには個性が暴発している審判たちが大勢いる。物議をかもす奇想天外なレフェリングも多いが、その個性を知ることができればまたラ・リーガの楽しみも増えるかもしれない。(怒りも増すかもしれない) その審判たちがぱっとわかるものが欲しいと以前から思っていたが、なかなか見当たらなかったので自分で調べてまとめてみることにした。 どうしてもミスやカード、疑惑の判定のほうを記してしまうことになったが、いいレフェリングの試合もあることはあらかじめ記しておきたい。 憶測や流言も含まれている

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          フットボールと読書②

          猛烈な暑さの日々から、急激に涼しくなりあっという間に秋の訪れを感じている方もいるかもしれない。読書の秋ではないが、代表ウィークでクラブのフットボール再開を待ち焦がれている人達にその間を埋めるべく、ぜひとも読んでもらいたい本・雑誌を第二弾として紹介したい。 オススメ対象:日本代表に関心がある人 元日本代表キャプテン長谷部誠特集。巻頭エールからカズの「つまらない男ですよ長谷部は(笑)」から始まるように、実直でまじめなイメージ以外のことを長谷部も語ろうとしているが、それでもまじ

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          カピタンという夢 ~マタドール、セルヒオ・ラモス~ 下編

          伝説としての契約リスボンで伝説となってからは、現役DFとしては比類なき存在となっていく。翌シーズンはCLは準決勝で敗退、リーガも逃してバルセロナの三冠を許すことになるのだがプレー、キャプテンシーともにキャリアの絶頂期に差し掛かっていく。アンチェロッティも「ラモスのような真のリーダーがいれば、組織は非常にプロフェッショナルなる」と語るなど硬い信頼関係で結ばれていたが、結局解任となってしまった。 契約問題が初めてこじれる気配を見せたのもこのシーズンだったと記憶している。マンチェ

          カピタンという夢 ~マタドール、セルヒオ・ラモス~ 下編

          カピタンという夢 ~マタドール、セルヒオ・ラモス~ 中篇

          予兆大いなる禍根と未来への礎を築いた後、モウリーニョは去った。最終年の12-13はチームが分裂状態にありながらもCLは準決勝まで到達している。ドルトムントとのアウェイでのファーストレグは1-4で大敗。このときラモスは久々に右ラテラルとして出場していた。中央のペペがレヴァンドフスキをマークしきれず、まさかの4ゴールを献上してしまった。 迎えた2ndleg、超満員のベルナベウで大歓声の強大なバックアップを受けたマドリーは試合開始とともに猛攻を仕掛ける。イグアイン、Cロナウド、エ

          カピタンという夢 ~マタドール、セルヒオ・ラモス~ 中篇