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毎日絵本を10冊読むようになった2歳児の環境づくり

娘は毎日、最低でも10冊の絵本を読みます。(読むというより、読んでーと持ってきます。)

私も夫も本を読みますが、今はその姿を見せているわけではありません。
そのため、娘が絵本好きになったのは環境作りのおかげかなと思っています。

環境作りの参考にしたのはモンテッソーリ教育です。モンテッソーリ講師の方にお部屋作りのアドバイスをいただいたことがあるのですが、その際に絵本の並べ方も見直しました。

(モンテッソーリのお部屋作りのお話↓)

読み聞かせは0歳から

生後4ヵ月ぐらいの首が座った頃から、毎日絵本は見せるようにしていました。膝の上に座らせて私が本を読む形です。
数としては3冊程度ですが、毎日絵本を読む時間を作るとことを意識していました。
なるべくコントラストの強いシンプルなものを選び、絵本を読む時間が楽しい触れ合いの時間と思ってもらえるくらいの軽い気持ちで続けていました。
(0歳児はまだ色彩感覚がはっきりせず、薄い色は認識が難しいため、原色の絵本がおすすめだそうです。)

時間帯は決めているわけではありませんでしたが、お昼寝後や、なんとなく時間を持て余してしまう夕方頃に行っていました。

夕方は夜中の睡眠に向けてゆったりとした遊びをすると興奮しすぎずに良いということもよく言われていますので、今振り返ると、絵本を通した親子の触れ合いはちょうど良かったかもしれません。

絵本棚はあった方がいい?

それまで絵本は小さな収納箱に平積みで収納していました。そこから私が取り出して読み聞かせをしていたのですが、ここが改善ポイントでした。

私たち大人でも平置きで積まれている本から読みたい本を探すのは一苦労ですし、その本を取るために他の本を出したりすれば散らかるのは必須。おもちゃと同じような入れ方をしていると、娘の年齢だと本なのかおもちゃ(口に入れたり投げていいもの)なのかの区別をするのも難しい。

そこでハイハイが出来るようになった生後10ヶ月頃、絵本棚を購入しました。温もりを感じられる天然木の絵本棚に憧れていたので、ミンネの作家さんにオリジナルの本棚を作っていただきました。(いずれ成長した際に雑誌等も入れられるよう、下のスペースはA4サイズが入る高さで作っていただくようお願いしました。)

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娘の常に目の付くところに絵本があるという空間を作るためには、平置きで飾れる絵本棚がとても重宝しており、今は娘も自分の本棚だと認識しているため、購入して本当に良かったなと思います。

これから引っ越す予定がある方で、あまり大きな絵本棚は買いたくない、という方には、簡易的に設置できる段ボールで出来た絵本棚も良いかもしれませんね。(私は図書館から借りてきた絵本を置くためにダンボール絵本棚を作りました。)

絵本好きになる絵本の置き方

絵本棚導入時~つかまり立ちくらいまでの頃は、一番下の段に3冊のみ置いていました。少ないように感じますが、子供が認識できる量、この0歳~1歳頃は大体3冊から6冊程度のようです。

たくさん飾りたくなる気持ちをぐっと堪え、他の本は娘の目に触れないところに片付けました。この方法は1歳半頃まで続けました。

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置いているのは赤ちゃんが夢中になるという「もいもい」と「しましまぐるぐる」、そしてこどもちゃれんじBabyの本です。(個人的に、こどもちゃれんじベビーは、おもちゃよりも絵本が重宝しました。どの絵本もとても食いつきが良く、受講していなかった月の絵本もメルカリで揃えてしまいました!)

つかまり立ちが出来るようになると、「この本を頑張って取りたい…!」と手を伸ばすようになり、少ない量だからこそ本への集中や「読みたい」と思う意欲が上がったような気がします。

歩けるようになり、2段目にも手が届くようになり、3冊では飽きてきたかなと思った頃に、2段目に追加で2~3冊置くようになりました。

絵本もローテーション

1歳前半頃だと、同じ絵本を何回読んでも飽きるという感覚があまりないので、絵本のローテーションは1~2週間に一度行いました。

お気に入りで何回も読む本はそのままに、あまり手を出さなくなった本は入れ替えるようにしました。

入れ替えのタイミングは、”夜中にこっそり”行っていました。

すると朝起きてきた娘は目を輝かせて「なんか違う絵本がある!」と一目散に絵本棚に向かいます。(これは2歳児になった今でも同じです!)

入れ替えをしていると、娘が今どんな本に興味があるのかや、内容や文章の量としてまだ少し早かったなという本に気づくことができます。

ちなみに絵本棚の置き場所ですが、我が家はリビングの隅に作った娘専用のキッズスペースに置いていました。

1歳半を過ぎたある日になると記憶力がついてきて、あの絵本読みたいけどないなーとキョロキョロすることが増えてきました。この日を境に、ローテーションをする際、平置きしていた本は、絵本棚の下に背表紙が見える形で置いていくようにしました。一番下の段に絵本がどんどん増えていく形になります。

娘が今1歳9ヶ月の時は、平置きの絵本に加え、下の棚からも引っ張り出して読みたいと言うようになったので、ちょうどよいタイミングでした。

図書館も上手に活用

自分で買い揃えることも出来ますが、意外と高いのが絵本。私は図書館を活用しています。

普段自分では買わないような絵本も混ぜて借り、興味があるかどうか、読める量が増えているのかどうかを見るのにもとても役立ちます。我が家は2週間に1回、10冊程一気に借りて、娘の本棚に2~3日に一度新しいものを追加しています。

まとめ

● 絵本好きになるには絵本棚の導入がオススメ
● 絵本は徐々に数を増やすと興味を失わない
● 平積みやおもちゃBoxにガサっといれるより、平置きがベター

我が家は絵本の置き方を変えただけで、娘の成長や興味が分かりやすくなりました。

絵本を読んで、少しずつ文字に触れていくことで、小学校から本格的に始まる「勉強」に欠かせない活字への抵抗が少しでも防げればよいなぁと思っています。

お読みいただきありがとうございました。絵本が好きになってくれるような環境づくりの参考になると嬉しいです。

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