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2015年3月の記事一覧
では物語ってみよう(2.プロットとキャラ設定)
前回プロットに関するご質問を募集しました。ご協力くださった皆様、ありがとうございます。
さて、回答を拝読していて気がついたのですが、みなさん、プロットを作るときにキャラクター設定についても、気にしていらっしゃる場合が多い様子。それもそのはず。物語のあらすじとキャラクター、この二つは切っても切れない関係です。とくにキャラクター小説と呼ばれる分野では、もはや切りようがない。あらすじが先か、キャラが
プロットに関するご質問募集
次回の『物語の創りかた』はプロット(あらすじ)の構築についてあれこれ書く予定です。
実は書きかけたのですが、いまひとつまとまらないというか、読んでいてわかりにくい感がある……。私のやり方を説明するより先に、皆様の『プロットを作るときに、困っていること、わからないこと』をお聞きした方がいいのではないかと思えてきました。
ということで、募集いたします。
物語を創っている、創ろうとしている皆様
では物語ってみよう(1.ネタ帳)
今まで、私や、私と似たタイプの方にとって、いかに物語世界か必要かつ有益であるかという話をしていたわけですが、そろそろ具体的な話にシフトしていこうと思います。物語(作品)のつくり方について。実践編です。
ここからは、基本的に物語を他者に向けて発信したい、と考えているかた向きの話になってきます。同人誌でも、pixivでも、とにかく自分で物語を書いている人向け。または「できればそれで食べていきたい
小説のタイトルは、カッコよくないほうがいい。
……らしい。と、いうことに気がついたのは、プロになって何年もしてからです。
私の処女作のタイトルは『夏の塩』。自分では気に入っていました。いや、今だって気に入っている。思い出深いし。うん。だが、売れそうなタイトルではないのです。当時この本を出してくださったクリスタル文庫というレーベルは、なんというか、あまり売上だとか数字だとか、そのへんにキビシイ会社ではなかったので、このタイトルで刊行されてしま
本は生まれ、そして返る。
作家の心に生まれた物語は、本となって読者の心に届き、それがいつか作家の心へと帰る…………とかいうイイ話ではないです。書籍流通の話です。イメージのほうに簡単な図を上げましたので、そちらをご参照くださいませ。こちらでは、ちょっと補足を書いておきます。
本もひとつの商品なわけですが、他の商品と違うのはどんなところか。大きな違いのひとつは『委託制度』だと思います。本の多くは、基本『書店さんにお預けします