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自分のステージを高めるための唯一の方法~憧れに憧れろ

若い頃、メンターに言われて、
今でも大切にしている言葉があります。

「自分のステージを上げようと思ったら、
机上の勉強だけじゃだめや。自分より高いステージの人に直接会って、かわいがられて、その人の考え方や価値観をまるごと真似ろ」

今でも、この教えは真理だと思うし、
これ以外で、効果的に自分をレベルアップさせる方法を僕は知りません。

「こうなりたい」という自分の理想を体現した人に直接師事し、時間とお金を費やして、その人の言動を自分にインストールさせると、まるで血が入れ替わったかのように自分自身が変容していくのを感じます。
変化ではありません、変容です。
まるごと、自分が生まれ変わる感覚に近いです。

この2年間、月1回お会いするメンターがいるのですが、毎日届くメルマガや定期的な動画配信を見続けているうち、しゃべり方や発想の仕方まで似てきました。というより、似せるまで繰り返し繰り返し吸収し続けています。
その人は自分にとっての憧れですからね。
単純に楽しいし、嬉しいです。

教育の営みは、
突き詰めれば、
この「感化」が本質であり、
人が人から影響を受けることで、
変わっていくのです。
それは学校だけで行われるわけでなく、
どこでも、いつでも、起こり得ます。

僕がメンターを選ぶときの基準は
行動しているか否かです。

いわゆる成功者と呼ばれる人は、
行動の「量」が圧倒的。
時間の費やし方と、それに打ち込む情熱が尋常でないです。才能やセンスよりも、地頭の良さよりも、行動して、失敗して、それでも諦めず、成功するまで続けられた人こそ、オーラが宿ります。そんな人を僕はリスペクトしています。

ところで、
自分より高いステージにいる人と関わっているとき、大切にすべきは、その人の「ささいな仕草」「取りに足らない言葉遣い」だと思ってます。

はじめは、その意味がわからないのですよね。

女子ラクロスで毎年チームを
全国優勝レベルまで育てる指導者がいました。
その人の生徒に対する関わりを見ていると、
別に普通の指導者がやっていることと、
なんら変わりない。
当たり前にすべきことを、
当たり前にしているだけで、
全国優勝レベルならではの
「特別」なオプションなんて何もないのです。

でも、たとえば
練習中、ゲリラ豪雨に見舞われたとして、
それでも中断できないときってありますよね。

そんなとき、なんです。
その指導者は、はじめ屋根の下にいたのに、
すーっとグランドに出てきて
生徒と一緒に濡れるのです。
これ、必ずです。
僕が観察している限り、
百発百中で同じ振る舞いをしていました。
つまり、その指導者は部員と一緒に「濡れる」ことにこだわりがあるのでしょう。

だからといって、
ゲリラ豪雨のとき濡れるのが美徳!
なんて、言いたいわけではありません。

そうではなくて、
僕が真似るべき本質は
「自分のポリシーを貫く」だと思うのです。

その先生は、
部員と濡れることに重きを置いている。
百発百中でいつも同じ振る舞いをしていて、それは確実に部員たちにも知られている。

じゃあ、私が貫くポリシーはなにか??

↑ ↑ ↑
ここですよね、眼目は。

基本はメンターの言動を完コピすることです。
全部真似するつもりで吸収する。
さらに本質的なところを踏まえつつ
自分のオリジナルを発揮して、
自分自身をメンターから個別化していく。

「守破離」という古人の教え通りです。

そしてメンターはたくさんいていい。
癖の強いメンター4、5人に常時ついていくつもりで行動していけば成長しないわけがありません。

そのプロセスは必ず喜びに満ちてます。
今日もこれから新規のメンターに会いに行きます。楽しみ。

今日は、ここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。これを読んだあなたの少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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