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水と油だと思っていた「教育×ビジネス」こそ学校の先生の勝機だと気づいた話

今までずっと、
ビジネスと教育は
「水と油」みたいなもので、
本質的に相容れないものだという
思い込みがありました。

そういう思いをお持ちの先生方は、
結構、多いんじゃないかと思います。

しかし、息子のパパ友などのつながりで、
ビジネスに携わる色々な方のお話を
聞いていくうちに、
「教育×ビジネス」の観点こそ、
教員に必要なポイントではないかと
思うようになりました。

今回は、そんなお話をさせてください。

目から鱗だったのは、
たとえば福沢諭吉。
あの人は稀代のマーケターだ、
とおっしゃる方がいたんですね。

慶応は幼稚園から大学まであって、
エスカレーター式に進学していくことを
見越せば、全学費は1700万円になるそうです。

つまり、慶応ブランドは
顧客単価1700万円の商品ということ。
純利益を高くするための要諦は
「顧客単価を高くする」
「リピーターを増やす」
ですから、
その観点から見ても、
福沢諭吉はすぐれた経営者でした。

それだけではありません。
「学問のすすめ」は、慶應義塾大学の設立前に
執筆し広めたものです。

士農工商の封建制が崩壊して、
これからは「学問」を修めた者が
活躍する時代になる!
やればやるほど資産を生み出せるんだ!!
そういう予言とともに
学ぶことの価値を広く宣伝することで、
慶応大学への集客につなげているんですね。

情報発信を繰り返し、
広告宣伝で集客をしながら、
最終的に商品を売っていく。

ジャンルが「教育」というだけで、
これは、マーケティング手法そのものです。

進研ゼミやZ会だって、
情報コンテンツビジネスですよね。

すぐれた教材を商品にして、
子どもたちの学力向上を促す。

僕は定期的に届く
進研ゼミ赤ペン先生のマンガが大好きで
よく読んでいましたが、
あれは、商品を買わせるための
LPだったんだ!
とわかると、
なんだ、教育もマーケティング次第じゃん!!
ということが身をもって体感できたのです。

前回のコラムで、
生徒のやる気に火をつける秘訣は、
生徒に、その価値を芯から理解してもらうことだと書きました。

第三者がつべこべ横槍をいれなくとも、
たとえば生徒自身が、
勉強の「価値」を見出した途端、
目の色を変えて取り組み始めます。
一度、その「価値」を体感しちゃえば、
こちらが何もしなくても
生徒が勝手に勉強し出すのです。

マーケティングを教育に応用しようと
思っているのは、
まさにそのためであって、
広告宣伝を勉強し、
期待感を高める
コピーライティングスキルを身につければ、
今以上に生徒のやる気を高められるな、
という確信があります。

ライザップに興味ある人が
「よーし、これから痩せるぞ!鍛えるぞ!!」
とヤル気満々で入会するように、
いかに顧客(生徒)の期待感を高められるか?

そして、一度契約して終わりではなく、
きちんと価値を提供し続けて
リピーター客として、
お互いにWin-Winの関係を作り上げていくように
学校関係者もマーケティングを学ぶのは
良いこと尽くめだと思ってます。

自分も隙間時間を惜しむように
今はビジネスコンテンツを貪り学んでいる
最中です。

また気づいたことをここに報告させてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。これを読んだあなたの少しでもお役に立てますように。

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