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福知山線廃線跡、真夏の小冒険
こんにちは。えだまめです。
7月になって数日たちました。連日雨が続いてやっと晴れたと思ったら今度は急に猛暑が襲ってきてもううんざりって人も多いんじゃないでしょうか。というか今年ももう半分無いって本当ですか…時間の流れの速さで老いを感じている今日この頃です。
まあそんな勝手に老け込んでもしょうがないのでハイキングに行こうとクーラーの効いた部屋で思い立ちました。結構歩いたりして体を動かしたりするのは好きです。暑いけど。まあ暑いからって更に外に出なくなったらもうどこにも行けないし動きましょう。さてさて、じゃあどこに歩きに行こう。そんなときに福知山線の廃線跡が整備されて歩けるようになっていることを思い出しました。写真で見た感じはキレイそうです。それ以上もそれ以下でもないですが行ってみることにしました。
はじめに:福知山線とは
長距離も中距離も短距離もいける黄色い子
![](https://assets.st-note.com/img/1720610126162-fXThc5rk0w.jpg?width=800)
とはいっても福知山線廃線跡、ひいては福知山線ってなに?おいしいの?という人も多いと思うのでざっくりとご紹介。
まずは福知山線の概要から。福知山線は大阪なのか兵庫なのかよくわからない県境の街:尼崎を起点に、歌劇で有名な宝塚、黒豆と牡丹鍋の小京都:丹波篠山市の玄関口である篠山口駅を経由して京都か兵庫か分からない北近畿の首都:福知山駅までを結ぶJR西日本の路線です。結局どこを走ってるのか分かりにくいですが福知山駅周辺以外は兵庫県を走っています。
全長は106.5km。福知山と聞くとのどかなローカル線をイメージしますが実は大阪と北近畿地域を結ぶ特急こうのとりが1時間に1本くらい運行される重要幹線だったりします。普通列車も基本1時間に1本程度確保されているのでそこまで悲惨なことにはなっていない。そんなイメージです。
元気な路線、ナゾの廃線跡
じゃあなぜこんな元気そうな福知山線に廃線なんてあるのか、という話になってくるんですがそれがあるんです。
時はさかのぼること1980年台。この頃の福知山線は宝塚まではバチバチに電化され、レールも2本ある複線の状態になっていました。しかしながらそれより北側は秘境の地。レールは単線、ディーゼルカーがのこのこと走る世界がひろがっていたのでした。
そんな中、ついに宝塚以北も順次複線電化をしようという話に。その際に川沿いをクネクネと曲がる部分が問題視されます。この部分、レールを敷くスペースもなくスピードも出せません。困った。
という経緯で山をトンネルでぶち抜くことにしたのです。そして使われなくなった川沿いの部分は廃線になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1720611452809-esZPDJp6Hw.png)
https://www.nishi.or.jp/homepage/shicyo/koho/shiseinews/2016/16_0425/201604251479_0801.html
具体的に場所を出すと宝塚市と西宮市にまたがった場所にあります。赤線と青線が旧線、左側の細くて黒い、まっすぐな線が新線になります。この内、赤い部分の大部分は危ないので立ち入り禁止ということになっていましたが2016年に整備され、以後ハイキングコースということで解放されています。このコースは川に沿っていた路線をそのまま使っているので武庫川の流れをそばで感じながら歩ける隠れた名所として知られています。(多分)
今回のルート
さてこのハイキングコース、主に二通りの行き方があります。って言っても北から行くか南から行くかってだけなんですけどね。どっちから行っても通るルートには変わりないので大丈夫です。
まず廃線跡の付近にはちゃんと駅があります。…よく考えれば当然かも。
その駅たちの名は何と申すかと言えば、北側は武田尾駅、南側は生瀬駅と言います。一応両駅の間に西宮名塩っていう駅もあってそこからでも南口にアクセス可能です。でもショートカットにもならないし、本来の廃線跡を辿りたいなら生瀬駅から歩いた方が無難です。大阪からなら運賃も安く済みます。私には名塩から行くルートを使う意味がよく分からないです。誰か意味を見出しましたら是非ご連絡ください。
とりあえず今回は南から歩いて武田尾駅を目指すことに。理由はなんとなく北が上を向いている地図を見ているからです。なんか地図的に下るのは私の性に合いません(?)
それも理由ですが本当の理由は生瀬駅からハイキングコースまで一般道を徒歩で10分程度歩きます。その部分を先に済ませた方が楽そうだと判断。そんなわけでこのハイキングは生瀬駅からスタートです。
ちなみに西宮市の公式サイトが参考になるので興味ある人は一旦見てみると良き。持ち物とか廃線跡MAPとかあって非常に参考になります。
これ以降は有料(200円)ですが、写真とか使いつつ公式サイトでは分かりにくい感覚的な部分を書いていこうという感じです。もしよろしければ続きも見ていただけると嬉しいです。
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