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お金の5月病を予防するには?

5月になった。

昨日までは「今月の運用実績はマイナスだろうなぁ」と思っていたのだが、蓋を開けてみたらプラスで着地。

4月最終日、わたしの資産はたった1日で2.6%というめちゃくちゃな追い上げをし、年初からの爆上げ記録を更新した。

1月の資産総額からみたら、この4か月でなんと20%もプラスになっている。

2024年の米国株市場は、イケイケどんどんすぎて、なんだか怖い。


お金にも5月病がある

株価には「調整局面」というものがある。

これは、ヒトでいうところの「5月病」みたいなもの。

4月から始まる新学期や新しい職場の環境の変化に適応できず、無気力になったりする。

だれもが1度は、「しょうがないよ、5月だし」と、原因のわからない不快感を納得させようとしたことがあるのではないだろうか。

ヒトもお金も、基本は同じだ。

お金の価値は、ものすごい勢いで上がり続けると、途中で息切れをする。そして、「調整局面」と言われる期間に入る。これが、まさしく、お金の5月病。

そしてもっとひどくなると、いわゆる「弱気相場」に突入してしまう。こうなってしまうと、人間のうつ病と一緒で、簡単には回復できない。

米国株がうつ病を発症するとき

株価の調整局面とは、一般的に直近の最高値から10%以上20%未満、株価が下落することを言う。

調整局面(Correction)=10%以上20%未満の株価下落
弱気相場(Bear Market)=20%以上の株価下落

株式投資をしているなら、調整局面も、弱気相場も、必ず来るものとして覚悟しなければならない。

金融会社のカールソン・グループの調査によると、米国市場を反映するインデックス指数「S&P500」においては、年に1回程度、10%の下落がある。

Volatility Is The Toll We Pay|カールソン・グループ
引用:Volatility Is The Toll We Pay|カールソン・グループ

・3%以上の株価下落は、平均して年に7回ある
・5%以上の株価下落は、平均して年に3回ある
・10%以上の調整は、平均して年に1回ある
・15%以上の調整は、平均して1.5年に1回ある
・20%以上下落する弱気相場入りは、平均して2.7年に1回ある

その瞬間に逃げることを考えてしまうと、どうしても相場に長くいることができなくなってしまうので、わたしはもう、逃げるのをやめた。

受け入れる覚悟をしたほうが、資産は増えやすい。

でも、2024年はちょっと異常だ。年始から20%近くも上がってしまっている今は、ヒトで言えば頑張りすぎてて、アドレナリンがすごい状態。ムリをすれば、回復までの時間が長くなる。

お金も、ヒトも、同じだ。ムリはしちゃいけない。

株価がうつ病になりやすいのは何月か?

ヒトの場合、新生活が始まるのはだいたい4月。

だから、5月の今頃は、ちょっとした調整が来やすい。

一方、株式相場の場合は、ちょっと違う。年始の1月がスタート時期になりやすいため、歴史的に見るとその年の最初に起こる調整は、2月になることが多い。

個人投資家向け金融メディア「モトリーフール」が、過去30年間のS&P 500指数を分析した結果によると、その傾向は顕著だ。

History Says the S&P 500 Is Headed Higher in April, but Some Wall Street Analysts See a Stock Market Correction Ahead
引用:History Says the S&P 500 Is Headed Higher in April, but Some Wall Street Analysts See a Stock Market Correction Ahead

このデータによれば、4月は上昇しやすい月のひとつで、年始から4月までに6%上昇し、その後は7月までに8%成長するというのがよくあるセオリー。

そして、夏の暑い時期にへこたれる。

でも、今年はちょっと違う。平均データとは違う動きをしているため、とても心配。4月は超えた。おそらく次のXデーは、8月だ。

どうか、みんなのお金が健康でいられますように。


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