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ドラゴンボールナメック星編で学ぶ仕事の基本

フリーザは良い優秀な上司だが

ドラゴンボールの魅力的な敵役として有名なフリーザ様は良い上司だという話をよく聞くと思う。しかし注目すべきはフリーザの優秀さよりも、ザーボン、ドドリアをはじめとする部下たちの仕事に対する意識の低さだと私は指摘したい。

小目標にとらわれて大目標を見失う

そもそもナメック星に来た目的は何だったか。それは「ドラゴンボールを集めてフリーザ様の願いをかなえる」ことだ。どうも部下たちはこの目的を分かっていない。目の前のベジータを倒すとか、邪魔な地球人を排除するとかそんなことばかりに気を取られている。これらはあくまで大目標を達成するための小目標だ。またザーボン、ドドリアは仕事の基本ができていない。戦闘力の高さだけで採用して、仕事に対する意識を重要視しなかった「惑星取引商社フリーザ」の人事のミスだろうか。それかそういう社風なのか。

確認をおろそかにするベテラン二人

特にザーボン、ドドリアの確認ミスは致命的だ。二人して同じ構図のミスをやらかしている。ベテランがあのような初歩的なミスをしてはいけない。「死んでいるだろう」「死んだだろう」と確認をおこたった。そのミスが原因で少なくともザーボンは死ぬのだ。フリーザ様のお仕置きで死ぬのではない。確認をおこたったがために彼は死んだのだ。

大目標を見失ったために命を失う

彼は大目標を見失っていたのだ。ベジータ討伐はあくまで目標達成の手段の一つだ。ベジータという人物を考えればフリーザ様を出し抜いて願い事を自分一人のものにしようと企んでいると容易に想像できるはずだ。となればベジータが戦いを挑んできた時ベジータはすでに1つか2つのドラゴンボールを持っており、今はどこかに隠しているかもしれないと気づけただろう。ザーボンは「お前はドラゴンボールを持っているのかいないのか」とベジータに聞くべきだったのだ。

仕事ができるのはアプール

仕事ができないポンコツだらけに思われるこのメンバーの中で唯一仕事らしい仕事をしている人物がいる。アプールだ。荒らされていた町を見てベジータの仕業と直感。自分の手に余る事態と判断し、フリーザ様に報告に行くのだ。当たり前すぎて何もしていないように見えるが、情報の共有と集約は重要な仕事の一つだ。自分の手に余ると判断するまでも早い。もともとザーボンから「戦闘力の高いナメック星人がいたらお前は勝てないから村を見つけたら知らせろ」と指示を受けていた。ザーボンの指示だけは的確だっただけに残念な結果だ。

自分がザーボンにならないために

①大目標を忘れずに(経営理念や中期計画、最終的な目標を意識しよう)

②小目標にとらわれるな(あくまで手段。目的と混同しないようにしよう)

③確認はちゃんとしよう(○○だろうと都合の良いように解釈するな)

④困ったら相談しよう(自分の手に余る事態は上の判断を仰ごう)

働くようになって読むとまた違った漫画の見方ができて面白い。

フリーランスや個人事業主の方の見方も聞いてみたい。


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