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引き寄せ鈍ガメの傷だらけの追い上げ日記 #11 点で見るわたし 線で見る彼氏

後日彼とご飯を食べに行った時に、最近学んだことを聞いてもらった。

とにかく焦らないようにすること。
「ある」に目を向けて感謝するってこと。
人や出来事に変わって欲しいと思ったら、自分が変わること。
肩の力を抜いて、いつも大丈夫だって気持ちでいるってこと。
そう思ったら凄く気持ちが楽になったということ。

彼はほんまによかった、と笑ってくれた。
いつも私がお金のことや仕事のことで落ち込む時、何て言えばいいか分からなかったし、何かできることもないし、聞くしかできなかった、マイコが自分でそう思うようになったってことが嬉しい、
と言ってくれた。

信じて待ってくれていた彼に感謝だ。ずっと「マイコは大丈夫だよ」って言ってくれていた。こんな鈍ガメな私の人間性も「尊敬してる」と言ってくれる。
彼の方が、冷静に長い目で物事を見通せて、待てる人だったことに気づいた。

ご飯を食べながら彼の昔の職場の話を聞いたのだけど、そこでの対処も冷静だなと思った。

問題の中に巻き込まれても自分がぐらつくことなく、目線を一歩引いてオブザーバーとなり、ストーリーの点にいちいち感情的になることなく、物事を線で捉えて考えている。

そう思うと付き合ってからも度々そうだったなと思い出す。

近所で私の悪口が流布された時も、感情的にならずとにかく「今は辛いかもしれないけど、マイコがマイコでおれば絶対大丈夫やし、この先お店も絶対大丈夫」と寄り添ってくれた。結果大丈夫だ。

夜中に嫌な連絡が来た時も、どうしようと混乱して暗くなる私に「こんな時間に今考えなくていい。相手のペースに乗らなくていいの。今は寝るんだよ」と安心させてくれた。結果翌日落ち着いて対処できた。

近所のお店の、困ったお客さんがいるというお悩み相談を聞いていた時も、店主さんに「それはしんどいですね」と寄り添った上で「今はお店が良くなることだけ考えて、やな奴に気持ちを流されないことだと思います」と言っていた。
私が最近学んだことをサラッと言ってる!と感心してしまった。

人はみんなその時目の前に起こった出来事に感情を振り回されがちだ。
まさに私なんかそうで、嫌な事が起きると「もうダメだ!」といちいち凹んでその嫌な「点」に留まってしまう。
だから更に嫌なことを引き寄せてしまってた。

もっと彼のように物事を「線」で捉えられるといいなと思った。線とか、面で。

慌てて点を潰す対策を!と暴れるんじゃなくて、これはこういう流れで来たから、この点は一旦スルーしておけば、この後よくなる、だから大丈夫、みたいに考えたい。

私、プロレス大好きなのに人生プロレスできてなかった。総合格闘技してたわ。
(この言い方大丈夫かな。プロレス大好きなんですよ!)

本当に学びが多い。今は感謝しかない。
私の見方が変わったからか、彼からもネガ発言を聞かなくなった気がする。

お店を出たら雨が降り出していて、彼が「あーもう最悪や!」って言ってたけどな。
もはやそんなちっさいボヤきはどうでもいい。きっともう2人とも「幸せになる方法論」なんてどうでもいいくらい、肩の力抜いたまま、いい方向に流れていってるんだと思う。

それぞれの思う「幸せ」が違ったとしても。

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