見出し画像

「新しくグループ長になった。どうやってグループ運営をしていけばいいか?」20代男性新人マネージャとの内省面談

「実録!リフレクション面談」
複数の会計事務所の所員の方が業務上で抱えている「どうやって上手くやったらいいかわからない」お困りごと、悩み事に対して、出口を一緒に見つけている個別面談をしています。
面談の内容をほぼそのまま掲載しますので貴所の参考になれば。

【面談のテーマ:どんなお困りごとだったのか】
グループ長に昇格した。下につくアシスタントも増え、担当顧客も新たに割り当てられた。都度都度、所長に教えてもらってはいるが、具体的に自分の中でどうやって上手くグループをまとめていったらいいかわからない。

【面談後の、本人の振り返りのメッセージから】

1)「修正しないといけない、と気がついた点は何でしょうか?」
まずパートさんを「アシスタント」さんという呼び方に変えること。
パートは雇用形態でであり役割ではありません。
役割をしっかり認識した集団にしていく為にも、役割という意識を私自身、今日から変えることにします。

2)「その気づきに対して、どんな行動をする必要がありますか?」
役割を同じくしてもらうために、アシスタントさんにも全員、簡易な顧客へのメール対応をできるようになっていただく。
一部、すでに取り組んでいるアシスタントさんもいますので全員できるように2ヶ月でなってもらう取り組みをします。

3)「それをする事は、どんなメリットになりますか?」

担当者の仕事は、アシスタントさんの存在、スキルアップ無くしてできません。そしてそれは事務所全体的の成長にもつながります。
また、グループ長としての自分自身が軽くなり、新規のお客様対応や担当件数を再度増やすことが可能になり、グループとしても事務所としても売上高増加につながるというメリットが生まれると思います。

【面談の要点、考え方のポイント】
なぜか会計事務所の多くの方は、「パートさん」と雇用形態で呼ぶところばかりで、いつも気になってそれぞれの所長さんには度々進言してきました。
人は「役割」で仕事をしています。
新人マネージャが最初につまづくところはおそらく「量への対応力」だと思います。
これまで自分一人の量を見ればよかったのですが、グループ全部の量の対応にスキルを向けなければなりません。
「量」に対応するには、人の力、仕組みの力を使う(ITも含めて)以外ありません。
仕事を「役割」で捉える能力をつけていく事がマネージャ育成の近道だと経験上感じます。
まずは「すでにやっている事」、「できている事」を、「やっていない人にできるようになってもらう」ように役割を示して、少しづつ役割を拡大してもらう運用をとっていこう、と面談で合意して動いてもらいました。

「リフレクション面談」についてのお問い合わせはこちらから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?