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Chat GPTを壁打ち役にしながら、生命保険業界の未来を掘り下げる

とりあえず触れてみようということで、ChatGPTを登録して試してみた。

私の質問:生命保険業界は将来どうなってゆく?

で、帰ってきた答えは以下の通り。

生命保険業界は、今後も需要が高まることが予想されます。その理由は以下のようなものがあります。

1.高齢化社会の進展
世界的に高齢化社会が進んでおり、高齢者の保険需要が増加しています。高齢者は、病気やケガによるリスクが高く、また、長期の入院や介護が必要な場合もあります。そのため、生命保険業界は、高齢者向けの保険商品や介護保険などの需要が増加すると予想されます。

2.新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの感染拡大により、保険に対する関心が高まっています。具体的には、感染症による入院や治療費のリスクに対する保険への需要が増加しています。また、コロナ禍による死亡保険への需要も増加していると考えられます。

3.技術の進歩
生命保険業界においては、AIやブロックチェーン技術の活用が進んでいます。AIを活用した顧客分析により、保険商品の販売戦略の改善や保険金の支払いのスピードアップなどが可能となっています。また、ブロックチェーン技術を利用することで、保険金の不正受給やデータの改ざんを防止することができます。

一方で、生命保険業界には課題も存在しています。例えば、長期低金利環境が続いていることにより、運用利回りが低下しているため、収益性の低下が懸念されます。また、保険契約者の認知度の低さや、保険商品の複雑性により、消費者からの不信感が生じることもあります。

総じて言えることは、生命保険業界は需要がある一方で、技術の進歩や社会的変化に対応する必要があります。保険契約者のニーズに合わせた保険商品の開発や、デジタル化を進めることで、顧客との接点を増やし、業界の発展に貢献していくことが求められているといえます。

この文章が30秒ほどで返ってくるとは、凄まじい時代に突入したなと思った。さて、業界の人間の目線から掘り下げたいのは、「高齢社会の到来で生命保険の需要が伸びる」の部分だ。

過去に大病を患った人たちは、保険に入りたくてしょうがなくなるのだが、既往症ありで加入お断りになってしまう。高齢者(=病気になりやすい人たち)がいくら増えても、保険会社が引き受けないので市場は広がらないのである。

過去に病歴があっても加入できる「引き受け緩和型保険」は確かに発売されているが、保険料が高いので加入にはおのずと限度がある。

民間の生命保険が成り立つのは、"発生率"、"保険料の負担力"、"人数"の三要素が採算ラインを超えた時だ。需要だけ伸びても商売としては成り立たないのである。

高齢化社会を生命保険のプラス要素とするためには、もう一段深いイノベーションが必要だ。

一例を挙げると、「病気になった/なっていない」の二元論ではなく、「病気になってからその人は何年ぐらい生きていられるのか?」とか「病気になってからのどれぐらい生活の不便を強いられるのか?」といった予後の話を踏まえた保険設計である。

具体的にいうと、「病気になったら○円のお金が出る(一段階目)。その後、この条件に当てはまったらさらに○円出る(二段階目)」といった、段階的な給付だ。

一段階目のみだと成り立たなくても、二段階目とセットにすることで事業として成立する場合がありうる。このような二段ロケット方式は症状の進行を顧客にストーリーとして語りやすく、納得感も得やすいのでこれから主流になるポテンシャルがあると思う。

同時に、これから各業界の人間が取り組むべきことも見えてきた。Chat GPTのエンジンに、深い専門的な知見を加えてチューニングしてゆくことである。

これからもちょこちょこと試した結果を掲載しようと思います。

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