見出し画像

世界観の深さと飽きない街づくり

イタリアンはこれまでいろんなお店を訪れたが、エスニック料理はあまり攻めていなかったなと思い立ち、馬喰横山駅に下車してこちらのお店を訪ねた。

一口サイズに切られた肉が病みつきになる味だった

注文したのはタコライス。野菜、肉、ご飯と私の欲しいものが全て一皿に盛り込まれている。外食だと野菜が不足しがちなので、自然な形で野菜が取れるのはありがたい。

肉の種類が選べてポークをお願いしたが、美味しすぎてスプーンを繰る手が止まらない。椅子の背もたれがグラグラしていたのだけが気掛かりだったが、味は文句なしである。

仕事もそうだが、初期段階で成功体験を持てると、その後の探求もスムーズに進む。評判の良い店を選択して正解だった。今後もエスニック料理の開拓は進めてゆこう。

人材育成のためにできることは、つまるところ成功体験(とその手前の試練)の設計でしかないのだ。

カフェはどこがいいかなと思って調べたら、こちらのお店がめにとまる。徒歩17分だが、今の探究心にあふれた私には丁度良い腹ごなしだ。何より春の陽日が心地よく、私の背中を押してくれた。

カウンター席も空いてはいたが、せっかくなので外のベンチに腰掛けながらパウンドケーキをいただくことに。

餌の匂いを嗅ぎつけてから、途中で鳩がやってきたが、あげる気がないのを察したか、トボトボと立ち去っていった(頭になかったが、動物が寄ってくるのは外で食べることのリスクだ)。

心地よい気温でなければ外の席で食べるという選択肢にはならない。日本で言うと春と秋の季節だけに許されたひとときの贅沢である。

さらに周辺を散歩すると気になるお店がどんどん出てくる。

蒸留の様子を見せるというエンタメ要素を取り入れたお店。飲食の差別化戦略もここまで来たか
「締めの夜パフェ」という新しい概念。腹周りにクリティカルヒットしそうだ

馬喰横山〜人形町〜蔵前も境目が曖昧なぐらい距離が近い。取り外し可能な胃袋があれば、入れ替えながら無限に食べ歩きたいぐらい魅力的なお店が多い。

ディズニーランドと同じで、一度ではとてもじゃないが回りきれなさそうだ。飲食店が集積していることのメリットはまさにこれで、胃袋に限界がある以上、一度では味わい尽くせないのでリピーターになる。

飲食店と娯楽施設がバランスよく集まっていると、食事と遊びが一つの街で完結するので滞在時間は増えるが、「コンプリートした感」が出て通う形にはなりづらい。

「なんでカフェとかラーメン屋ばっかりこれだけ集まってるんだろう」と疑問に思っていたが、実は一度では制覇できないことが飽きない街づくりに繋がっているのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?