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逆転現象②

以前、逆転現象と題して高橋一生さんを例に挙げ記事を書いたことがある。

その内容はというと…第一印象からずっと私は、高橋一生さんが好きではなかった。特に顔が嫌いだった。

ある日、暇つぶしに『岸辺露伴は動かない』を見ようと思った。高橋一生さん主演が引っかかったが、他に面白そうなものがなかったので、とりあえず見ることにした。
嫌いだけど、なんか気になり覗いてしまう。そんな感覚もあった。

結果、最後まで見てしまった。
不思議な感覚が面白いドラマだった。
高橋一生さんがドラマにマッチしていた。
その後も気になり、『岸辺露伴は動かない』全シリーズ見てしまった。
すると、高橋一生さんのほかの作品も見たくなった。

次に、『カルテット』というドラマを見ることにした。

とても面白い作品だった‼

松田龍平さんもよかったが、気になっていた高橋一生さんの演技に魅了した。そして、高橋一生さんの声や顔が素敵に思えた。
しかも、満島ひかりさんもそのドラマに出演していたのだが、実を言うと満島ひかりさんも好きな顔ではなく、嫌いな顔だった。
それが、なんと満島ひかりさんの演技に魅了され、素敵な人に見えてしまった。

逆転現象が起きた。
自分でも驚いた。


以上が、以前書いた記事の内容だった。


今回は、現象逆転②ということで、さらに深く書いてみたいと思う。

あんなに嫌いだった、高橋一生さんの顔と声がとても好きになった。
顔が素敵に見えてきて、声が魅力的だ!と思うようになった。
あんなに嫌いだった満島ひかりさんの顔がとても好きになった。
特に笑顔がたまらなくかわいい‼と思った。
それからは、2人とも私にとって、何度も見たくなる魅力的な存在になった。

それが私にとって、とても不思議な現象だった。

好きになった人の初めの第一印象が最悪だった。という話は、よく聞いたことがある。それは、初めの印象が最悪だった分、接していくうちに良いところが目立ったのではないかと私なりに解釈していたが。

私が経験した逆転現象もこれと同じことなのか?


さて、この前、脳科学者の黒川伊保子さんの本を読んだ。

とても面白い本だった。なるほどな~と思う内容だった。
その内容を少し書いてみる。

脳では、好きと嫌いはとても近い現象。
どちらも、対象にロックオンして、ストレスを伴う神経信号を発する現象。
つまり、相手が気になってしょうがない。
好きの反対は、嫌いではなく『目に入らない。』
脳の神経回路に、いっこうに引っかからない。
好きと嫌いは、容易に転じるが、無関心から好きへと転ずることはほとんどない。






以上の内容に納得した。
そうか。そういうことか。
本当に容易に嫌いから好きに転じてしまった。


脳の神経回路では、好きと嫌いは同じ気になる現象なのか。
それを知ったからには、
これから起こる逆転現象をもっと楽しみたいと思った。









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