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楽天市場、過去最大級にやばくない?3980円送料無料問題のその後

昨日は一日中、楽天市場の送料についての調べもの、それ以外の更新や次のイベントの準備をしていました。

比較的時間はあったので、例の3980円送料無料問題からはじまり、楽天市場が数々やからしてきた過去の事件?(のようなもの)について見直してみました。

楽天出店にかかる手数料は予想以上にかかり、しかもそれが不明瞭なんですよね。いろんなモノに対して複雑に手数料がかかり、フタを開けてみたら…、えっっっ!!?こんなに手数料かかってたの?って感じです。

いくら利益があると思っていても、結局赤ギリギリ…。

広告とか積極的に使っているショップなんかは、こんなはずじゃなかったと退店も充分あると思います。実際この10年間でそんなショップは多数見てきました。売上げはでているはずなのに、翌年見てみるとショップがない…。


しかし今回の3980円送料無料問題は、楽天市場最大の危機じゃないの?ってくらいヤバイと思います。ウチのショップも色々計算してみても、どう考えても利益がでない。

というのも、上記のリンク記事を見てもらえば分かりますが、ここ数年で楽天市場の手数料は一気に上がり、さらに送料も相当値上がりしています。

結局は商品代金に乗せるしかありません…

ネットで簡単に金額比較ができる今の時代、他に比べて金額の高いショップが生き残れるのでしょうか。


今回の事件唯一の希望

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大変に叩かれている楽天市場ですが、今回の改革で希望があるとすれば、逆にお客さんは増える?と言われている楽天市場側の見解です。送料無料のボーダーを3,980円にすることで、”10%以上の売り上げの伸びが望めるのではないか”としている。

その根拠は、楽天市場が独自の調査を行った結果、送料無料のボーダーを3,980円に設定した場合、購入金額はおよそ15%増加し、新規購入者はおよそ14%の増加があったそうです。

3,980円より低い金額に設定してしまうと、出店店舗が耐えられない。3,980円よりも高くしてしまうと、購入金額や新規購入者の増加が低くなってしまう。または送料無料ボーダーが高すぎて効果がない。一番バランスが取れているのが、3,980円だったということです。


勝手な未来予測

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最悪のシナリオは、楽天市場=高いというベッテルを張られてしまった場合です。楽天全体で新規顧客が減り、売上げが減りだしたら第二のZOZOタウンになるかもしれません。大型店舗の退店が続々とはじまります。

楽天市場は、それは一番避けなければならないシナリオです。万が一3,980円送料無料が始まった際には、一気にプロモーションをかけるのではないでしょうか。

一瞬売上げは上がるかもしれませんが、半年くらい経過したあとはどうでしょう。

そこから先・・・、勝ち残るショップ、それ以外のショップで大きく差がついていくでしょう。送料無料のコスト増に耐えられるショップは今まで以上に売上げを伸ばし、送料のコスト増分を、そっくりそのまま上乗せするしかないショップは次第に売上げが減ってくるのではないでしょうか。

さあ、どうなる楽天市場。


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