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YouTube(動画・ゲーム)中毒

Q.動画を見始めると切り替えができません。無理に終了すると癇癪やパニックに繋がるので困っています。機器を隠しても怒るし、パスワードを変えてもすぐにバレてしまう。何か良い対策はありますか?

YouTubeを見続ける子ども達

YouTubeやネットゲームを始めると、手がかからなくて楽。だけど、やり出したら止めれない。
無理やり中断すると… 怒る。パニック。自傷・他傷。
どうしたらいいの?と悩む大人が増えています。

動画はご褒美として有効?

例えば、ご褒美として導入した動画視聴。
ご褒美のために、苦手なことも頑張れるようになった。けれど、裏を返せば、動画が無いと頑張れない。

動画を早く見たくて、行動は雑になり、動画をご褒美にして、本当に良かったの?と悩む毎日。

結論を言うと、ご褒美としての動画視聴は有りです。
ただ、使い方を工夫する必要があります。約束は工夫の1つです。上手に約束すれば、学習等に丁寧に取り組んでもらうことができます。

約束は効果がない?

「この動画までね。」と伝えると「うん。」と返事をするけれど、動画が終わっても動画視聴をやめられず、「約束したでしょ?」と伝えても、無視して視聴を続ける。タブレットを奪っても怒るだけ。

無理やり端末を奪えば、「泥棒」呼ばわり。

結局、「約束なんか知らない!」と暴れ出すから、𠮟るしかない。日々この繰り返し。

約束は無駄。お互いにヒートアップ。

約束は効果がないのでしょうか?

約束のポイント

約束は大人の提案ではダメです。子ども自信に『どのような約束なら守れるか?』を考えてもらってください。考えることが難しければ、案を幾つか出して、選択をしてもらいます。選択してもらう場合も、必ず本人の言葉・言い回しで言い換えて約束してください。

約束を紙に書き出すこと(書くことは大人が行っても良いです)、書い文章を一緒に見て、間違いがないかを確認することも重要です。

これだけで、約束の効果は格段に高まります。

タイマーを使ってみよう!

ズルズルと長時間の視聴を続けてしまう場合は、タイマーを使ってみましょう。
タイマーは残り時間が見える上、時間になると音で知らせてくれる。発達障がいを持つ子にとって、とても分かりやすいアイテムです。(数字が分かりにくい場合はタイムタイマーを使ってみてくださいね。)

言葉だけでなく、音でも確認できる。

『音=約束』だから、約束を思い出しやすい。

音と約束が繋がる。

けれども、音が鳴っても「約束なんかしらない!」と言い張るんです!!という言葉も耳にします。
タイマーの効果は人によるのでしょうか…?

“大人が”タイマーを使うと、結局こうなる。

間違ったタイマーの使い方

大人がセットして「セットしたよ」「スタートしたよ」と伝える。これでは、口約束と変わりません。
タイマーのアラーム音に気づきもしない。大人がタイマーを持って近づいても、背を向けるだけ。

タイマーを使っても効果が無いのは、大人がタイマーを使いこなせないだけかもしれません。

タイマーは子どもが使います!

大切なのは、子どもに触れさせること。
タイマーに目を向け、子ども自身がボタンを押す
ボタンを押すことで数字が動き出したことを一緒に確認しましょう。

子どもが操作することで、初めて意味を持つ。

タイマーは子どもの手元に置いておきます。
タイマーが鳴れば、子どもがボタンを押して止めます。

こうすることで、タイマーの効果が高まります。子どもがタイマーを意識することも理由の1つですが、もっと大切なことは…

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