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「地域の課題解決における国際協力人材の役割」@国際開発学会ラウンドテーブル

#国際協力 #SDGs #産学連携 #地域 #フィールドワーク

ECFAでは、2018年よりJICAと連携して国際開発学会にて共同発表を行っています。今回はラウンドテーブルを2セッション実施します。

「地域の課題解決における国際協力人材の役割~JICAにおける国内外の地域をフィールドとした事例の分析から~」


地域の課題解決における国際協力人材の役割や可能性について、2つの事例を用いて意見交換を行います。参加者も一緒にディスカッションできる場ですので、ぜひご参加ください。ハイブリット開催のため対面での参加を希望される方は明治大学へお越し下さい。
全国大会の概要はオフィシャルサイトをご参照下さい。

🌎 国際開発学会全国大会オフィシャルサイト 🌎

日 時:2022年12月4日(日) 9:30 〜 11:30

場 所:リバティタワー8F  1083
 
    オンラインと対面のハイブリッド
    (対面)
明治大学駿河台キャンパス
    (リバティータワーアカデミーコモン大学会館
     〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
     アクセスマップ
     キャンパス内の建物マップ

参加方法:
学会参加登録が必要です。当日は、オンラインもしくは当日会場でご参加ください。

参加費:
国際開発学会正会員 4000円
国際開発学会正会員 学生2000円
非会員(一般)5000円、非会員(学生)3000円
※こちらのラウンドテーブルへの参加には学会参加費が必要です。参加費を支払うと、このセッションを含めた2日間すべてのセッションに参加できます。

全体プログラムhttps://confit.atlas.jp/guide/event/jasid2022annual/tables

🌎地域の課題解決における国際協力人材の役割
~JICAにおける国内外の地域をフィールドとした事例の分析から~

総務省では、1990年代以降、外国人住民の急激な増加に伴い、地域での外国人住民にまつわる課題も急増したため、国籍などの異なる人々が、互いの文化的差異を認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていく、「地域における多文化共生」を第3の柱として推進してきた。しかし、昨今の外国人住民の更なる増加・多国籍化、在留資格「特定技能」の創設、自然災害の増加等、多文化共生施策を取り巻く社会経済情勢は大きく変化し、自治体の取組みだけでは追いついておらず、まさに、住民ひとりひとりが課題に対して主体的に考え行動することが求められている。
 一方、国際協力人材(JICA、開発コンサルタント等)は、これまで長年にわたり開発途上国で、国籍が異なる人々と文化的背景を踏まえながら、現地の社会課題の解決に取組んできた。つまり、異文化の他者との協働経験のある国際協力人材が、その視点をもって日本国内の「地域における多文化共生」といった課題に取り組むことが、本課題への糸口となるのではないかと期待できるが、その取組みが未だ限定的であり、その知見の共有や好事例の学び合いの場は多くみられない。
そこで、本ラウンドテーブルでは、①JICA中国主催の地域の多文化共生の課題に大学生等が取り組む「因島フィールドワーク合宿」および②海外と日本の地方との連携により実施された「ルアンパバ-ン世界遺産の持続可能な管理保全能力向上プロジェクト」を事例とし、それぞれのプロジェクト経験が「地域における多文化共生」にどのような影響を与えたのかを明らかにし、国際協力人材がどのように日本の地域と関わっていくべきかについて議論したい。

発表テーマ「JICA中国主催の地域の多文化共生の課題に大学生等が取り組む「因島フィールドワーク合宿」

🚩発表者

塗木 陽平(JICA)
JICA中国 市民参加協力課。2020年JICA入構。経済開発部農業・農村開発グループにて南アジアの農業・農村開発事業や長期留学生事業に携わった後、2022年5月より現職。JICA中国では因島フィールドワーク合宿を担当する他、草の根技術協力事業やJICA海外協力隊事業等を担当し、中国地方における国際協力の推進や担い手拡大を目指す。

大下 凪歩 (下関市立大学)
下関市立大学経済学部国際商学科在学中。中学時代に、JICA海外協力隊と出会い、国際協力に憧れを抱く。大学1年で国際協力サークルに所属、NPOの活動でネパールでの海外ボランティア参加する中で、地域と教育を掛け合わせた国際協力に関心を持つようになる。今年3月より広島の小学生のサードプレイス作りや自然体験活動に携わる。

金崎 真衣(環太平洋大学)
高校生の頃から国際協力に興味を持ち始める。JICA海外協力隊や岡山県内の地域活性化に関わるイベントを学内で主催。現在は国際強力に関心のある有志の学生とともに、岡山県内で異文化交流の輪を広げるためのイベントづくりに携わる。

井川 真理子((株)コーエイリサーチ&コンサルティング)
広島出身。メーカー営業や銀行勤務を経て2009年よりコンサルタントとして勤務。ルワンダ、スーダン、アフガニスタン等紛争影響地域における技術教育・職業訓練(TVET)と女性・若者の雇用をテーマにした案件に従事。

発表テーマ「ルアンパバ-ン世界遺産の持続可能な管理保全能力向上プロジェクト(JICA技術協力プロジェクト)」

室岡 直道( JICA )
JICA 社会基盤部都市・地域開発グループ参事役兼第二チーム課長。民間コンサルタント会社を経て 1998 年 7 月より国際協力機構 (JICA) に勤務。社会基盤・平和構築部課長、ベトナム事務所次長を経て2022年7月から現職。これまで、主に都市地域開発分野のプロジェクトの形成や実施に携わる。南スーダンやウガンダ北部の紛争後の復興支援、2013年のフィリピン台風ヨランダ、2015年のネパールゴルカ地震等の自然災害後の復興支援を担当。
 

荻野 光司(JICA)
社会基盤部 都市・地域開発グループ 第二チーム。2015年に地震発生後のネパールを訪れた際、当時の研究分野であった防災計画の開発途上国における必要性を実感するとともに、国際協力に関心を抱き、2018年にJICA入構。資金協力業務部を経て、2020年7月から現職。これまで、電力・港湾分野の無償資金協力の実施監理、都市・地域開発分野のプロジェクト形成・実施に携わる。

さらに、技術協力プロジェクトへ参画頂いた岐阜県高山市プロモーション戦略部海外戦略課の永田友和課長より、国際協力への参加を通じた気づきや可能性についてお話頂きます。 

🚩討論者

岸 磨貴子(明治大学)
国際日本学部 准教授。専門は、教育工学/学習環境デザイン。2002年からシリアのパレスチナ難民キャンプで教育開発に従事。シリア危機後は、周辺国に避難するシリア難民の状況やニーズを明らかにするためのフィールド調査や現地ソーシャルワーカーと連携した社会的結束活動を開発・実施。国内においては、学校教育(特に、総合的な学習や探究学習)において、ICTを活用した多文化共生/異文化間教育の開発に取り組んでいる。

🚩司会

河野 敬子(一般社団法人海外コンサルタンツ協会)
サステナビリティ推進チームビジネス推進グループ 人材養成・研究会・広報業務マネジャー。大学院修了後、一部上場企業のCSR事業に教育プログラムプロデューサーとして携わる。国際協力機構(JICA)にて、広報・研修業務に従事後、ECFAへ転職。研修・セミナー等の企画・運営のほか、開発コンサルタントの認知度向上のための広報や会員企業の就職支援などを担当。開発コンサルタントのODA以外の場での活躍を模索するためサステナビリティ推進チームを結成し活動を続けている。

もうひとつのラウンドテーブルセッションはこちら ↓

みなさまのご参加お待ちしています


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