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「アウェイ飯の思い出」で知った遠征の素晴らしさ

サポーターは応援活動を続ける中でたくさんの経験をする。スタジアムは社会の縮図で、人生経験を短期間に圧縮して出来てしまうような濃厚空間だ。そんなサポーターの経験の中でも、特に、アウェイ遠征は人生を豊かで楽しいものにしてくれる。アウェイ遠征は旅。旅といえば食の楽しみ・ご当地グルメだ。でも美味しい、楽しいだけじゃない。

実を食べるとき、その木を植えた人を思う。

「実を食べるとき、その木を植えた人を思う。」これはベトナムのことわざ。Twitterで広がった「 #アウェイ飯の思い出 」から、得られた気づきを書き出してみた。

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郷に入っては郷に従え

日本は広い。チェーン店が全国の隅々にまで行き渡る世の中になっても、食の個性は地域に残る。アウェイ飯を口にしたとき、醤油や味噌の味の違いから、地域に息づいてきた文化の違い・歴史を意識することがある。

百聞は一見に如かず

憧れの有名グルメ!実際に食べてみたら、それほど美味しいと感じなかった体験もある。逆に、どこで食べても同じだろうと思っていた定番メニューの味の違いに驚くこともある。ホームでは味わえない本物の体験の重要性をアウェイ飯で実感することが多い。

縁に連るれば唐の物を食う

スタジアムのアウェイ席は隔離されていることが大半。スタジアム内では地域の人との交流はなかなかできない。そんなアウェイ遠征でアウェイ飯が人をつなぎ忘れられない経験をすることがある。言葉を交わすことで得られる貴重な経験がある。

上には上がある

今まで最高級と思っていた自分の中の常識が覆されることがある。自分の小ささを知る。アウェイ飯は自分の思い込みの限界を知らせてくれる。

かわいい子には旅をさせよ

幼少期の経験は、その後の人生の選択肢を増やしてくれる。さらなる探究心を刺激する。アウェイ飯が未来への扉を開く。「子を持って知る親の恩」という面もあるね。

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そんなアウェイ飯が、今、ピンチに陥っている。

素晴らしい飲食店がピンチに陥っている。一日も早いコロナ禍の終息を願い、今は #家にいよう 。そして、ストレスの溜まる毎日に、時間の余裕があれば、仲間とあの日のアウェイ飯の思い出を語り合ってみると良い。人生の大切な教訓を再び思い起こせるかもしれない。


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