Career Creation STORY #1:エン・ジャパン(株)山内貴仁さん
今回インタビューをさせていただいたのは、エン・ジャパン株式会社人材活躍支援事業部の山内貴仁さんです。山内さんは新卒でエン・ジャパンに入社後、三年間は営業として目の前の一社一社に対し、教育や評価の観点から採用後の活躍と定着の支援を行い、4年目からは販促企画のチームにて、お客さん向けのコンテンツ作成や企画の実行などを行われています。また三年目からはリーダーも務めていて、新卒のマネジメントもされているそうです。
今回は、学生時代のお話から現在のお仕事についてなど、INNER CALLING とWORK HARDの価値観をどのようにして見出していったのかについて、お話を伺いました。
やりたい事を見つけるには、「そもそも世の中で何が起きているのか、どんなことが存在しているのか」を知らないと何も始まらない。
―学生時代についてお伺いします。当時から現在のお仕事に興味があったのですか?
大学2年の時に実行委員会のトップを務めたことがあって、その時に組織の運営や人の成長の重要性を感じたことから、漠然と組織運営に興味を持ち始めました。ただ当時は興味があっただけで、それを仕事にしたいとまでは特に思っていなかったですね。
―どうして現在のお仕事をしたいと思うようになったのですか?
この出来事があってからすぐに就活して今の仕事についたかと言われるとそうではなくて、2年間くらいは大学にも行かずにバイトばかりしていました。ただ2年後には周りも就活をし始めていて少し焦りを感じたので自分自身も将来について考えた時、やはり組織運営への興味が漠然とあったんです。そこで組織運営に関する学びを深めたいと思い、理系学部から一転、人や組織について学べる経済・経営系の学部への編入を決意しました。
―そこから就活を本格的に進めたということですか?
そうですね、ただ興味があることはなんとなくはあっても、具体的にどの会社が何をしているのかはわからなかったです。なので、色々な会社の説明を聞いて、あらゆる仕事・職種について知り、徐々に自分のやりたいことを明確にしていきました。
―私の周りには、やりたいことや興味あることを見つけられない学生が多い印象を受けるのですが、それらを見つけるにはどうすればいいと思いますか?
僕自身もすぐには見つからなかったですね…ただ就活時に危機感を感じたのは一つのきっかけでした。そこから人の話を聞いたりいろんな本を読んで勉強して、自分が興味あることを貪欲に探していきました。
やりたい事を見つけるには、「そもそも世の中で何が起きているのか、どんなことが存在しているのか」を知らないと何も始まらないと思うので、それを知ることが一番大切だと思います。
人は生きていく上で何かしらに興味・関心を持っていると思うので、それを生かせる仕事がどういうものがあるのかを調べていくことが大事だと思いますね。
INNER CALLING、WORK HARDの重要性に気づかされて、エンジャパンへの入社を決めた。
―就活を進めていく中で、最終的にエン・ジャパンに入社を決定されたのはなぜですか?
実は、最初からINNER CALLING とWORK HARDの価値観にすごく共感した!という訳ではなかったんです。ただ就活をしていく上でこの二つの価値観の重要性に気づきました。エン・ジャパンの人事の方に気付かされたという側面が大きかったですね。
「人のために働きたい」という思いはあったけれど本当にそれだけでいいのか?と問われた時に自分の中で1週間くらいじっくり考えて、INNER CALLING とWORK HARDの重要性に気づきました。この二つの価値観にすごく共感したからこそ、最終的にエンジャパンへの入社を決めたという感じですね。
―そこにあたっては具体的にどういう風に考えて重要性に気づいたのですか?
仕事をしていく上で自分の成長だけ言っていても楽しくないし、やっぱり「周りの人が楽しく働ける環境を作ること」が一番大事だと思ったので、自分だけでなく周りの人の事も考えていく「INNER CALLING」という考えがすごく大事だと思いました。そのためにもまず自分自身が成長し続けなければならない、「WORK HARD」でいることが大事なんだな、と気づかされました。
働くとは、「楽しめたら幸せなもの、楽しもうとできるもの。」
―続いて、これまでされてきたお仕事について詳しくお聞きしたいと思います。現在またはこれまでのお仕事で感じた「やりがい」と「しんどさ」はなんですか?
やりがいは、「自分が楽しいと思える仕事ができていること」かな。
もともと組織開発とか、人が働く環境をきちんと作っていきたいという思いがあったから、それができているのは大きなやりがいになっています。自分のやりたいことに対して学び続ける姿勢を持って、勉強したことをきちんとお客さんに伝えることで企業の役に立てたときもすごく嬉しいです。
しんどい事は…あんまないかな。笑
それでもたまに思うのは、「自分が今なんのために働いているのか」がわからなくなる時。
チャレンジングな仕事を任されている時に目の前の仕事でいっぱいいっぱいになってしまって、お客様のことを考えられなくなってしまったことがあって。自分が何のために働いているのか?という視点を失いかけた時はしんどかったかな。
―どうやって乗り越えたんですか?
色々な人に話を聞いたことで乗り越えられたかな。自分が目の前のことしか見れなくなってしまっていたからこそ、自分以外の第三者の視点を取り入れることがすごく大事だと思いましたね。
―それは社内か社外など、どんな人と話すことが多いですか?
社外の方が多いかな。例えばお客さん相手でも、よく相談に乗ってもらったりしました。
社内の人に関しては、何か挑戦してみたいことだったり壁を乗り越える上で必要なことを相談したりはしていて、そこは使い分けているかな。
―これまで現在までのお仕事について詳しく伺ってきましたが、改めて、山内さんにとって「働く」とはなんですか?
「楽しめたら幸せなもの、楽しもうとできるもの。」ですね!
―なるほど…!とても深くて素敵な考えですね!!そのためにも、楽しめると思えることを見つけるのはやはり大事だと思いますか?
そうですね。見つけるのもそうだし、それが自分のやりたいことなんだと“思い込む力”も大事だと思います。自分の考え方次第で失敗なのか成功なのかは変わる。それと同じで、自分の考え方次第で仕事を楽しめるか楽しめないかも変わると思います。
ブレない軸・目的に沿っていたら、何をやるかというのは手段でしかない。
―最後に、今後のキャリアについてのお考えもお聞きしたいと思います。現在考えているキャリアビジョンはありますか?
そんなにかっちりとしたものはないかな。
ただ軸としてブレない想いを持っていて、「入社後活躍を広める」こと。これに沿っていたらどんなキャリアでもいいかな、と思っていて、その中でやりたいことをどんどん探していきたい。目的に沿っていたら、何をやるかというのは手段でしかないという感じですね。
その中でも、これまで仕事をしてきた上で今一番興味あることとしては、メディア分野ですね。WEBマーケティングを生かして、より多くの人に「入社後活躍」という考えを広めていきたいと思っています。
―ブレない軸は入社してからもブレないんですか?
そうですね。目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまうことはあったけど、結局想いの部分は変わっていません。
自分が楽しく働きたいという思いが絶対にあって、そのためにじゃあ何をやりたいのかを考えた時に「やりたいことができている、周りの人が楽しく働けている状態」を作っていきたいといった感じかな。
学生の頃からやりたいことが明確になっていたわけではない山内さんですが、興味のあることを見つけ、自らたくさんの情報を取りに行ったことで、入社当時からブレない軸を元にお仕事をされているのが伝わってきました。
まだやりたいことが見つからないという学生の皆さんは、ぜひ自分の身の周りの出来事に目を配り、興味や関心のあることに出会えるよう貪欲に行動し続けて欲しいですね!
早め早めに行動を起こし、いろんな視座を持って自分と向き合ってほしい!
―それでは最後に、学生の皆さんに一言お願いします!
自分が人より4年卒業が遅れた経験があるからこそ、早めに自分が興味のある事に出会ってほしいです。そのためにも早めに行動を起こして「自分と向き合う時間」を多く作ってほしいなと思います。
就活で内定を取る事が目標ではなく、もっと先のことを考えるでもいいし、いろんな視座を持って自分と向き合ってほしいなと思います!
インタビュー後記
INNER CALLING・WORK HARDという二つの価値観を体現されている方のお話を聞き、せっかく働くのであれば自分のやりたいこと・楽しめることをするのがとても大事だと改めて痛感しました。そのためにも、自分自身を知り、自分が楽しいと思えることを見つけるのはもちろん、やりたいことだと“思い込む”のも大事だとおっしゃっていたのはとても印象に残っています。
来年から社会人となる私にとってはとても実になるお話ばかりで、貴重な一時間となりました!山内さん、お忙しい中お時間をいただき誠にありがとうございました!
(インタビュアー:ECCLインターン生 大学4年 北田理紗子)