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楽天ショップオブザイヤー2020から見る楽天のトレンド:前編

1年ぶりの記事がこの記事か…と思いながら書いてますが。2021年までに何本か書いてるのですが全て没になってる…。って事でまぁ誤字脱字は気にせずとりあえずリリースする事にしました。

楽天のSOYの授賞式がありましたが、皆さんはどう見てましたか?不思議な事に2010年以前の古いお店が結構復活したのかなって思うんだけど、勝因が勿論頑張ったとか色々あるとは思うけど、こんだけ一旦SOYに該当しなかった店舗が一気に上がってくると、これはなんだかなにか理由がありそうだよな~て事で色々データを引っ張って来て考えてみました。まぁただ言っても、完全な裏取り出来ないからあくまでも所感だけどね。

▼ 目次風
 ・はじめに
 ・理由1:ダウンした売上が戻って基準クリア
 ・理由2:本当に新規顧客は増えたのか?
 ・理由3:楽天の思惑がある?
 ・理由4:血の滲むような努力
 ・Googleアップデートと楽天市場

理由1 ダウンした売上戻って基準をクリア
2018~2019年にYOYで数字を落としてるお店もちらほらいるみたいで、結構この辺楽天市場が売上ではなく成長率を見てきたので、いろんな兼ね合いでここ数年SOYを受賞できなかったというお店もあったみたいですよね。結構天井まで行ってしまうとなかなかYOYでの数字がある一定の基準値まで伸びないっていうお店は結構あるんじゃないかなぁと思います。勿論商材によっても天井も売上高も違うので一概には言えないとは思うのですが。ちなみに、Q2で復活購入者数が8割ってありましたが、昔から出店している店舗でまた買いだしたという要因もあるのではないかなと思ってます。Q3ではユーザー定着率が75%という数字もあったので。って事で次の理由としてこの話を深堀。

理由2 本当に新規顧客は増えたのか?
楽天のデータによると新規顧客がかなり増えたという事なのですが、日本のマーケティングデータの切り取り方が問題で、結構多くのデータベース(DB)が1年を過ぎると既存顧客から新規顧客のフラグが立ってしまうんです。現状の新規顧客って誰の事だろうという事が一番大きな問題ですね。理由1でも話したのですが、既存のお客さんが新規として再購入という事もありそうで。そうすると休眠顧客が動くと新規顧客としてカウントされてしまうので、コロナ禍で元々いたお客様が動いた。そして久々の買い物なので知らないお店では買い物しにくい。自ずと心理的に安心できるお店でという事で知ってるお店でお買い物が増えた。=古いお店が有利になる。
JCBさんの調査でも、物販のECは新規顧客よりも客単価があがったというデータがでています。流通額をおしあげたのは新規よりも復活購入、既存顧客なのではないでしょうか。

理由3 楽天市場のなんらかの思惑がある?
ジャンルによってはYOYで落としたジャンルも多いんじゃないでしょうか?そうなるとそのジャンル上位店に関しては全てがSOY対象外となってしまう減少が起きてしまいます。また、このSOYのルールの「YOYの伸び率」を入れたという事の思惑は新規の勢いのあるお店がピックアップされた方が楽天市場としては活性化するので、古い店舗と競合となるお店に勢いに乗ってもらって市場流通全体を活性化していくほうが全体流通が伸びるという事なでしょうが。コロナ禍においては新規のSOY店舗よりも古いお店をピックアップしてあげた方が全体の商流としては安定する。と考えた可能性も大かなと思われます。これは古いお店に怒られてしまいそうですが笑

理由4 血の滲むような努力
2020年のSOYはコロナ禍での活動でした。リアルの世界で厳しい為に、何がなんでも頑張った結果、本気をだした古いお店がたまたまSOYを受賞した。....苦笑 まぁ個店ベースの内々の話ならいいけど、流石に無理矢理だな。。。

さてさて、理由4はネタなので置いといて、現状僕が考えうる理由を真面目に3つ程並べてみましたが皆さんはどう見ますか?理由全てはあくまでも想像でしかなく、何の根拠もないのですが、理由2に関してはここ結構重要なポイントだよなって思っています。この新規顧客と既存顧客の考え方で大分施策が変わってきますからね。ちなみにコロナ禍でECがかなり騒がれていますがEC化したのは1%弱という数字が出てるみたいですね。こんなに騒いでいるのに。。。でもって、次の日に行われた楽天カンファレンスで発表された新規顧客がYOYで63.1%ってどこをどう計算したんだろう...それと復活購入者も書いてるけど1年ってかいてますね。両方ともに母数は昨年の新規顧客と復活購入者との対比なので…どうなんでしょう。あまりあてにならないな笑

Googleアップデートと楽天市場
ちなみに秋にあったGoogleのコアアップデートのおかげ?で年末年始と楽天はかなりの流入があったみたいですね。Googleのアップデートにより2018年ごろからSEOを苦戦してた楽天は一気に2020年のアップデートでGoogleでも息を吹き返したみたいです。ただ今後5月までに行われるアップデートでさてさてどうなるか。。モール運用者はこうご期待。次回のアップデートに楽天は耐えられるのだろうか。

《参考:ネット担当者フォーラム
《参考:MMD研究所
《参考:Yuhkinoine

って事で今日はここまで。

合わせて読みたい「「楽天市場」単体で流通額3兆円超と話した三木谷社長講演と公開データを斜めから切って読み解く」

あとがき
ECに関する考察・記事・色々な事を書いていきます(笑)苦節2年…やっと、スタートしまーす!良かったら記事を「すき」&「フォロー」してもらえると嬉しいです。何も出て来ませんが。

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