オンライン帰省!?

新型コロナ対策として
政府の専門家会議は接触を減らす
「10のポイント」を提言した。
そのポイントを見てみると
オンライン帰省、オンライン飲み会、
通販、リモートワーク等が
提言されている。
「オンライン帰省」
なかなか斬新な響きである。
このワードだけ初耳ワードだ。
GWに帰省せずに故郷にいる家族と
ビデオ通話せよということだが
オンライン帰省は
裏を返せばつまりいつでも
帰省できるやーんと言うことなのである。
コレは「帰省」という概念
いや人と人が会うということは
何なのかを根本から問いただす
存在論への言及と言っても過言ではない。
だったら定期的にビデオ通話すれば
いいじゃんと思う人もいるだろう。
ワイノチッルドレンがパパの顔なんか
見たくないっ!と将来なってしまったら
クライベイビー・ダディからの
家の隅で体育座り状態になってしまうが
気軽にヘイ!パパ調子はどう~と
ビデオ通話ができるのであれば
それはそれは嬉しいことである。
働き方も今後変革するであろうから
長期休暇が来たから
故郷へ帰って顔を見せますわ~という
方法論も今後変わっていく可能性がある。
存在を確かに確認するということの
重み、意義、重要性、価値、儚さを
我々は真に理解する時が来たのだ。
君の匂い、輪郭、声、感触!
嗚呼私はそれが欲しい!
私はモニターに手を突っ込み
モニターを突き破って
それを手に入れる。
この世の全ては逆説的に作用するのだ。
ボーダーラインがグイグイ動く!
アイガッタコンフュージョン!
アンビバレンスを抱えながら
君はビデオ通話のボタンを押すだろう。
さあ!まずは顔を見せてやりなさい!

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