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事業再構築の代替性について

士業・経営支援者交流会で
事業再構築補助金についての
オンライン座談会が開催された。
やはり業界で騒がれているだけあって
かなりの人数の方が参加された。
「事業再構築指針」が先日発表になったが
指針の示す方向性や要件に
該当しない事業者がいることや
ハードルがかなり高いことなど
様々なことが議論された。
専門家も連携して支援を行わないと
到底間に合わないような状況である。
う〜みゅ。
「事業再構築指針」では
事業再構築にあたり
「市場の新規性要件」を掲げている。
既存製品等と新製品等の「代替性」が
低いことが要件となっている。
アイスクリームを販売する事業者が
新たにかき氷を販売する場合は
アイスクリームの売上高が減るので
NGよと例示されている。
マーケティング用語で
カニバリゼーション(共食い)を
回避してくださいと言うことだが
これを突き詰めるとある問題が生じる。
フィルムカメラとデジタルカメラを
例にしてみるとわかりやすいだろう。
デジカメは最早スタンダードになったが
当時はフィルムカメラが圧倒的シェアで
使われているものだった。
覚悟を決めて
デジタルカメラ製造に移行した
フィルムカメラメーカーは生き残り
フィルムカメラに固執したメーカーは
市場から撤退することになった。
つまり代替性の排除は
イノベーション(革新)の排除に
繋がる可能性がある。
事業計画書を審査する審査員に
よーわからんし
こんなんカニバるだけやんと判断されたら
それで終わりなのである。
まあ補助金に頼らず
別で資金調達せいや!と
言われればそれまでだ。
国はとにかくガラッと変えろ!と
言いたいのだろう。
承知承知!!
オマラカウィー!!!

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