コロナビール飲む頃な

新型コロナウイルスの影響で
メキシコビールのコロナビールの売上が
落ちてしまっているらしい。
全く関係ないのでかわいそうである。
コロナビールはスッキリしたビールで
ライムを瓶の中にすぽっと入れて
飲むのが一般的だ。
店で頼んでも瓶でラッパ飲みが
デフォルトである気がする。
私は女にコロナビールの瓶に
入ってしまったライムを
舌で取ってみるように言う。
女は舌を瓶の口にいれるが
どうにもこうにも届かない。
もっと舐めまわすように！と指示する。
女は当初のライム救出のミッションを
忘れてしまい瓶を舐めまわし始めた。
私は瓶を舐めまわすことに
夢中になっている女を横目に
コロコロのコロッケを注文する。
コロコロのコロッケを五つ！
コロッケではない！
コロコロのコロッケを！！！と絶叫する。
一つではなく五つ！！！
コロコロのコロッケがテーブルに届く。
コロコロのコロッケ五つを
手でこねくり回して一つの
ビッグコロコロコロッケを完成させる。
コロコロのコロッケにホワイトソースを
ヱロスたっぷりにぶっかける。
そしてコロッケを長い棒状の形にする。
ソレを瓶をしゃぶることに
夢中になっている女の視界に入れる。
完全に肉欲のスイッチが入った女は
棒状のコロコロのコロッケにむしゃぶりつく。
コロコロのコロッケとコロナビールを
交互に口に入れるように！と
私は容赦なく指示する。
肉汁とソースとアルコールと
ライムの果汁で覚醒してしまった
女の下半身からは今頃
スぺシャルソースが垂れているだろう。
そう確信した私は
次のステップへと進むべきか考えている。
コロナビールの空き瓶は
コロコロと転がった。