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ミッシェル複合機エレファント

書斎兼事務所の複合機の点検で
担当者の方が定期的に来る。
いつも特に込み入った話はしないのだが
先日不意に
「バンドやってるんですか?
ミッシェル好きなんですか?」
と私に聞いてきた。
ミッシェルとは
ミッシェルガンエレファントという
2003年に解散した日本が誇る
最狂ロックンロールバンドである。
彼らの活動時期はちょうど
私の青春時代だったので脳髄に
ロックンロール直撃であった。
自分が使うギターは
テレキャスターというギターだが
これはミッシェルのギタリスト
今は亡きアベフトシがテレキャスター使いで
アベフトシに憧れてゲットしたからである。
もうヤツを20年使い続けている。
なぜその方が私がバンドマンで
ミッシェル好きであると推測できたのか?
机の横に置いてあるギターが
年季の入ったテレキャスターだったことと
追悼アベフトシの本が複合機の横にある
本棚にあったからだろう。
その方はドラマーらしい。
ミッシェルの鬼ファンではないが
バンドでコピーをしたことがあるそうだ。
好きな音楽はメタルらしく
激しい音楽が好きらしい。
もう50代だけどとおっしゃった。
その優しそうな雰囲気から
メタルのドラマーを想像することは
出来なかったが
おそらくスイッチが入ると
ゴイスーな方なんだろう。
なんだかそういう人の
ギャップのようなものを知ると
逆に安心するというか
フォッとするのも事実である。
人生楽しんでいてイイな〜と思った。
一気に距離が近くなった感じがする。
商売は生活の一部に過ぎない。
ドライな関係性を瞬時に超えるには
文化的なものを共有をすればイイのだ。

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