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じいちゃん生き返る

またもや覚えている
ハッキリドリ〜ムを見た。
一昨年亡くなった祖父が夢に出てきた。
なぜ祖父の夢を見たのか
理由はわかっている。
祖父母の家の庭を片付けたと
実家から連絡があり
その写真を見たことで
色々なことを思い出したからだろう。
感傷的な気分にもなった。
時は流れる。
残酷にも流れていく。
生前祖父とはそこそこ会えていたが
このコロナで病院に入ってしまってからは
最期まで会えなかった。
祖母はコロナの直前に旅立った。
だから入院してからも
毎日会うことが出来た。
祖父とも毎日会いたかったが
それが出来なかったのは
本当に本当に残念だった。
入院する直前
実家のベッドで寝ていた祖父と
最後の会話をした。
入院する日がその時決まっていたので
これが最後の会話になるかもと
そういう雰囲気があった。
あの時の様子が目に焼き付いている。
独立することを決めた私は
そんなことを言ったら
旅立つ祖父が余計な心配を
するかもしれないとの思いもあり
ギリギリまで言えずにいた。
しかし父母が先に
その旨を伝えていたようで
祖父からそのことを切り出してきた。
「丈史なら大丈夫だろう」
祖父はそう言った。
何が起きても絶対に何とかすると
決意したことを覚えている。
とてつもなく濃厚な時間だった。
夢の話に戻そう。
夢の中で祖父は何と生き返ったのだ!
もうすぐ火葬をするというところで
祖父がむくっと起き上がったのだ。
慌てて私は祖父を抱き抱え
じいちゃんは死んどらんぞ!と
叫んだのだった。
亡くなった祖父が生き返る夢は
何かしら意味があるのだろう。
これから新しいことも始める計画なので
守護神であるじいちゃんからの
激励のメッセージだろうか。
全力で精進である。

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