見出し画像

あずさ2号でピストルズを歌うダリ

8時ちょうどの〜あずさ2号で〜
私は私はあ〜な〜たから
オ〜マラカ〜ウィ〜♪
”あずさ2号”という曲は
1977年の曲のようだ。
超現実珍談士サルバドール・ヱビは
まだこの世に存在していない。
テビレからたまに流れてくる
昭和懐メロの耳のこびりつきは
ジンジョーではない。
1977年と言えばパンク。
ロンドンパンクムーブメントである。
セックスピストルズが
アナーキー・イン・ザ・UKを
がなり散らしている一方で
あなたから旅立った女性がいたわけだ。
このように世界は同じ時空間の中で
様々なことが同時に起こっている。
ダリは1989年1月23日に亡くなっている。
私は1983年生まれだから
最晩年の6年間だけ
同じ時空間に存在していたことになる。
私が咲いているチューリップをへし折ったり
井戸端会議をしている奥様達に向けて
坂の上から無人三輪車ミサイルを
発射したりしていた
ぶん殴られるべき分別のないクソガキの頃
ダリは人生の終わりに
何を感じ何を考えていたのだろう。
妻ガラが亡くなったのは1982年である。
ガラが亡くなった後
ダリは何もかもやる気がなくなってしまい
廃人のようになってしまったとも言われる。
最晩年のダリの映像も
記録として残っている。
車椅子で震えながら
インタビューに答えるダリである。
弱々しくも「天才は死なない!」と言っていた。
最後の最後までダリだと思った。
芸術家であり哲学者であり
エンターテイナーである。
葬儀の映像も残っている。
遺体もそのまま写っていて
知人達は横たわるダリを見て涙していた。
遺体のお髭は上へ向いていた。
人の死は何にせよ悲しい。
Psychoticなシゴトが一段落し解放され
フリーキーに書いてみたところ
あずさ2号からのロンドンパンク
そしてダリの最期の話になってしまった。
あずさ2号でピストルズを歌うダリを
夢想して無双しよう。
何っ!?!?
もう7月だとっ!?
今年も残り半分やっ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?