半沢直樹とヒゲダンの共通点

サザンのデビュー当時を思わせるほどの人気の「Official髭男dism」。ボーカルの藤原さんと半沢直樹の作家、池井戸潤さんの共通点は元銀行員。バンカーだったこと。Official髭男dismの藤原さんは国立大学を出て鳥取銀行の営業マンに。池井戸潤さんも慶応から三菱銀行。お二人とも破天荒というよりは穏やかで優しそうな雰囲気が漂います。作品にも出ていると思います。

池井戸潤さんの本は全部暗記するほど好きです。「下町ロケット」と「空飛ぶタイヤ」では読み終わったあとに号泣し、最近の「アキラとあきら」では韓国ドラマを見終わったあとのように放心しました。本当に面白い。銀行や証券会社の内幕もわかり企業小説としても面白いです。

半沢直樹の原作となる「俺たちバブル入行組」は三部作。どれも面白かった。池井戸作品は「半沢直樹」のように銀行が舞台になっているものと、銀行との関係で苦しむ中小企業のオーナーを扱ったものが多いのです。「陸王」が一番原作に近かったように思います。映像でもっとも好きなのは長瀬智也が演じた映画「空飛ぶタイヤ」。運送会社の熱血社長の長瀬君は本当にひきこまれます。

日曜劇場を見ていると「週末が終わるんだな」という気持ちになります。半沢直樹を見ているとスタッフと出ている役者さんが楽しんで作っているのが伝わってきて昔のドラマを見ているような楽しい気分になります。早く次の回が見たくなります。そして今は、正しいことを正しく言える庶民のヒーローが求められてます。

しかもドラマとはいえ、「詫びろ詫びろ詫びろ」とか「土下座しろ」とか「吐けーー」とか股間を触るとかを仕事中に本当に言ったりやったりしたら大変なことになってしまうので、それを理解して見るのが正しい見方です。

本日も読んで頂きありがとうございました。そして池井戸潤さんの本をぜひ読んでみてください。どれも本っていいなと思えます。

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