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昔からの系統主義vs経験主義という対立を超えるには?――小針誠『アクティブラーニング 学校教育の理想と現実』講談社現代新書
アクティブラーニングという言葉、数年前はよく耳にしたのだが、最近は以前ほど聞かなくなった。 理由は2つある。アクティブラーニングとセットで語られていた2020年度以降の新大学入試が、思っていたほど変わらなかった。新大学入試の変更点は①記述式の導入と②英語4技能が測れる外部検定の導入に尽きる。もちろん、「これこれこういう理念があってこれこれこういう形式の変化があるのだ!」という論理の筋道はあるが、世の中的には「記述とスピーキングね」とざっくり受け取られていた。提案当初からさま