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ライトセーバーを手にした夜。

2カ月おきに入院を繰り返していた旦那さま。
その原因を取り除く手術をしました。
これで予測不能の痛みとは「おさらばぇ~✋」の予定。
無事に済んで、今は回復に向かって頑張っているところです。

さて
ちょっとここからミーアさんは、ダークサイドに堕ちます。
無事に終わった話だから、読み流していただければ幸いです。

手術は1時間半くらいの予定で、私はオペ室に行く旦那さまを見送ったあと家族待合室に通されました。
総合受付でいろいろな手続きを済ませ、待合室に戻り待機。

そしたら1時間もしないうちに急に看護士が入ってきて。
「あなたミーアさん!?ちょっとオペ室まで一緒に来てください!」って予定よりも30分くらい早く看護士に連行されて。

その勢いにビクビクしつつ「終わったんですか…?」って聞いたら
その看護士が「まだです。」って、目も合わせず怖い顔で言い放ってきて。
怖い、怖すぎる。
表情一つ変わらないし、能面かよ…って。

手術は終わってないって言うし、状況も分からないから
移動する間に「もしや急変したのか…?」「それとも何か他の病気が見つかったのか…?」と自分の中で考えてしまって、不安と心配がピークに。

そして何も分からないままオペ室横の小さな部屋へ。
待っている間も落ち着かないし
「今どうなってるん!?」って心配ばかりが込み上げてくる…。

待つこと数分。
さっきとは別の看護士が来て
「手術、無事に終わりましたよ。先生から詳しい説明がありますからね。
今、麻酔から目覚めるのを待っているところです。ご主人と一緒に病棟まで帰りましょうね~。」って、ものすごく優しく説明してくれたんです。

私がさっき欲してたのはコレ!!
最初の時点でこのオペのプロローグを教えておくれよ!!
出だしの一行だけで良いからさ!!

「もう少しお待ちくださいね~。」って、その優しい看護士さんが消えた後
安心して緊張の糸が切れた私は1人その部屋で泣きました。

先生が来て
無事に終わったこと、特に問題は無かったこと、予定よりも早くオペが進んだことを教えてくれました。

病棟に戻る時にまた同じ能面看護士が現れました。
終始無言。
不機嫌そうに旦那さまのベッド運んで行く…。

何があったか知りませんけど、なんでそんなに不機嫌そうなんですか?
それはデフォルトですか?今日だけですか?

旦那さまはお腹に傷が残ったけど、私はその能面看護士の対応で心に傷を残しました。

オペは無事に終わったし、家族に代わって夜通しケアをしてくれる病院には感謝しています。
でも、もう少しだけ。
ほんの少しで良いから患者の無事を祈る家族に寄り添ってほしかった…。

医療に携わる方はこの状況下で心身ともに疲弊しながら
日々、患者のケアを行っていると重々承知しております。
一夜明けても心の整理がつかず、このままだとフォースの力を悪用してしまいそうだったので、ここに投下します。

フォースと共にあらんことを。

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