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ラスボス。

今年の2月、我が家にニンテンドースイッチがやって来ました。

でも、ちょっと困っていることがあって。
ゲームが始まると進め方や順番を巡って必ずケンカが勃発します。

最初は静かなトーンで注意するのですが、全く聞かず。
最終的に私に大声で怒られるまでケンカをやめない我が子たち。

毎回、同じことが続き母が疲弊しきった頃…
やっとラスボスが登場しました。

我が家ではラスボス(=パパ)が出てきたら終わりです。
「父親の威厳」はいろんな意味で大事だと思っている私。

母の注意は序章に過ぎません。
母に言われているうちにケンカを終わりにすれば平和なのです。

彼らはラスボスを怒らせてしまった!
ゲームは没収。静まり返るリビング。

そしてラスボス、仕事のため外出。
しかし、ラスボスは勇者に課題を与えて出て行きました。

「なぜ、毎回ケンカになるのか。その根本的な原因を考えなさい」と。
もう小学生です。こちらから一方的に解決策を与えるのでは無く、考えさせることも大事です。

さて
我が子たち、どうするのか。

とりあえず呆然とする我が子を見守る。
なにかあれば助け舟を出すつもりで。

数分後、紙とペンを持ち出してきた我が子。
リビングの端っこで「子ども会議」が始まりました。

まず、それぞれが思うケンカの原因をひたすら書き出す。
お互いの考えを照らし合わせ、1つの紙にまとめる。
まるで学級会。助け舟、要らなそう。

隣でスマホを見ながら関心の無いフリをしていたけど、耳は子ども会議。笑
頑張れ、我が子。

20分くらい話し合って解決策がまとまったらしく
帰宅したラスボスに報告していました。

いじわるなことをしない、とか
負けても文句言わない、とか
コースの進め方を相談する、とか我が子なりにいろいろ考えたようです。

内容も大事だけど、考える過程も大事だと思います。
ラスボスを説き伏せ、再びゲームを手にしたのでありました。

娘に甘々で怒ることが苦手なラスボス。意外とすぐに落城します。笑

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