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コンプレックスとキャリアの繋がり その1ー人の10倍やらないと追いつけない

先週参加したマンダラートワークでは、
毎日参加者の一人が自分のことを話す時間が5分ありました。

自分の担当は最終日でしたが、当日まで何を話せばいいかわからないまま…
自分の人生でも語る?でも語るほど面白くもないしなあ…

行き当たりばったり(?!)で始めた話が
意外に自分の原体験と今が繋がっていると話しながら発見しました。

その後もう少し深彫りして、自分のコンプレックスと原体験とキャリアを発掘してみたので
そのことを記録しておこうと思います。

私が持てなかったもの

私は先天性斜視で産まれてきました。
あまり覚えていませんが3歳のころに内斜視の手術をしたそうです。
手術するくらいだから結構きつかったのでしょう。

斜視もありましたが最強度近視というおまけもついていて
小さいころから瓶底眼鏡をかけていました。

まあ当然幼稚園ではいじめられるわけですが(笑)
商売をしていた家の環境、お客さんにひたすら可愛がられる毎日だったので
いじめられていることも多分わかってない鈍感さんだったのが幸いでした。

幼少期、お店をやっている両親からは時間的には放置されることも多かったですが(それでもできる限り遊んでくれたことは覚えています)
幼稚園の先生やらお客さんやら、お取引先の大人さんからは
やたらと可愛がられたことが、自尊心をそこそこ高めてくれていたんだろうなと思います。
(子の自尊心は親だけが育てるものではないなあと思う…)

モノごごろついて段々、
「こっちまっすぐ見てよ」と言われることが増えました。
私はまっすぐ見ているつもりですが、斜視のためか人からは「どこ見ているかわからない」とよく言われるようになり
写真移りも目が変な方向を向いていたりすることに気付き始めました。

だからと言って鈍感な私は、これもあんまり気にすることなかったのですが
凹んだのは

「どうしてこんなに球技ができないんだろう」
「どうしてこんなに手先が不器用なんだろう」
「どうして友達みたいにうまくできないんだろう」

ということでした。

私は生まれてこの方、この見え方しか知らないので
「正しい見え方」がわかりませんが
斜視かつ最強度近視かつ左右の視力差も強い私は
モノとの距離感をつかむのが困難だったのです。
(これ大人になってから知ったんだよね)

モノとの距離が掴めないから
球技は完全アウト。高校の頃は最下位。体育の成績は2。いじめられてたわけではないけど、体育・球技のペアだけはだれも私と組んでくれない笑。

また距離感が掴めないので、細かい作業は苦手でした。

斜視以外にも、短指症までいかないまでも、
私の小指は平均よりかなり短く、そのせいか今も握力が一桁キロしかありません。
だからモノをよく落とすし、細かい手先の作業がコントロールができない。

今は、そら球技はむきませんからサッカー部とかやめときなはれ(2か月で辞めた)得意な水泳で頑張りなはれとか
針の糸通しで凹むくらいなら、誰かに頼みなさいよと思うんですが

小学生のころから
どうも私は不器用であり、人よりも時間がかかる

と思うようになったのです。

私が生まれつき持てなかった「物理的な正しいモノの見え方」「手先のコントロールのしやすさ」
そこから発生した「自分は不器用(まあこれは本当に事実)で人より何でも時間がかかる」という概念。

これが自分をつくっていくことになります。

できる弟

私より7歳下の弟はいわゆる「天才気質」というやつで
なんでもすいすいこなすタイプです。

彼が中学高校のころ、一度も家で勉強しているのをみたころがないのに
模試やらテストやらでは高得点をたたき出してくるので
なんで?って聞いたら
「授業中に覚えられるやろ」とあっさり。

あ、こいつと私は血は繋がっておるが違う人種だわ

私は人より不器用な分、人より努力しないと追いつけないので
傍から見たら「努力家」に見える行動をとっていました。
やらないと追いつけないからです。

でも弟は、そんなことせずにすいーーーーっと平均の上をいく。

弟と自分を比べて凹むこと幸いなかったのですが
(本当におめでたい性格だな…)
ただ、「やっぱり人の10倍くらいやって初めて同じ土俵に立てるんだろうな」とますます強く思うようになるのでした。

そしてそれは、受験ノイローゼや就活ノイローゼに繋がっていくのです…

不器用な私が気付いたら歩いていた道

そんな私ですが、「人よりやらねば」精神が骨髄まで染みているせいか
今はなんとなく、不器用は治らんけどそれなりに生きてるという感じで生きています。

社会人になって、「不器用」「なんかへたくそ」「少し残念」という
私の3大コンプレックスを突き進むキャリアを進んでいくのですが…

それはまた次のお話。

この話は続きます…多分。誰が興味あるねんって感じですが…自分の棚卸としても…

それでは!

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