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思いを伝える手段の多様化・重要性 TOMORI KUSUNOKI BIRTHDAY LIVE 2023『back to back』感想

思いを伝えるのはとにかく難しいことだ。
言葉だけでは伝わりきらず、感情だけでも伝えきれず。
その人の思いは、その人にしか本当の意味では分からない。



2023年12月22日。
今年イチオシだった声優・歌手・作曲家の楠木ともりさんの
BIRTHDAY LIVE 2023『back to back』に初参加してきた。

24歳のBIRTHDAY LIVEのタイトルにもなっている
『back to back』という新曲を引っ提げてパシフィコ横浜で行われた。


この新曲を初めてSpotifyで聞いたとき、
『良い曲だとは思うけどそこまで自分には刺さらない』
というのが正直な感想で、初めて参加するということもあり、
自分が好きな『ロマンロン』や『青天の霹靂』『還らずの雨』
聴きたい気持ちが強かった。



結論から書くが、今あげた3曲は今回のライブのセトリには
1曲も入っていなかった。
だけど今回のライブには大満足している。

良くなかったところは確かにあった。
リバーブかけすぎてるなあとか、
PAのバランスあんまり良くないなとか。

でも、そんなことは些事に思えるほど良かったところがあった。

『back to back』という新曲への楠木ともりさん自らの思いを、
直接感情を乗せた言葉で聴くことができたことだ。



とても明るい最初のMCとは打って変わり、
『back to back』という新曲の話をしたいと思います。
という言葉から、異質な雰囲気で2回目のMCは始まった。

最初は『さっきまでの明るい雰囲気は???』という驚きがあった。

そう思うくらい自分にとっては突然場の空気感が変わった。
更に正直に言えば、24歳になりたての楠木ともりの
たった一言で会場の空気を支配するカリスマ性に怯んでしまった。
こんな感想をライブで声優に持つことは初めての経験だった。


『背中合わせ』
という意味を持つ今回の新曲への思い。

【自分なんかと思うな。】
【ただここにいて欲しい。】
【アナタは特別だ。】
【みんなの居場所は私が作ってみせる。】

感情を隠すことなく飾らない言葉でぶちまけ、
そのMCが終わると同時に『back to back』は始まった。



思いを知らなければ、自分にとっては『どこにでもある』曲だったのに
このMCで本当にとても特別な曲になった。

彼女はEPが出るたびライナーノーツを書いているらしい。
今回の公演終了後、すぐに様々な音楽ストリーミングサービスを通じて、
【ボイスライナーノーツ】という新しい形での思いの伝え方も。




思いを伝えるのは本当に難しいし、少し気恥ずかしい。
それでも伝えることを諦めない。
努力をやめない楠木ともりに最大級の幸福が訪れてほしい。

居場所を作ることを目標にした彼女のアーティスト活動を
今後も追いかけていきたいと思った新参ファンでした。

その後のグッズ紹介コーナーでゲラゲラ笑っている姿も魅力的でした!!!
高低差で死にかけるよ。
あとファンの方が続々と靴を頭上に掲げ始めたのは面白かったです。


PS.
グッズでこれめっちゃ良い!と思ったものがあったので
それも記録しておく。

配布されたセトリカードとbtb TICKET KEYCHAIN

セトリカードはどのライブでも欲しい!と思うくらい刺さった!
これが欲しかったんだよ!

TICKET KEYCHAINもこれから毎公演作ってくれるようでとても楽しみ!
こういうのがずっと欲しかったんだよ!ありがとうございます!!


来年の夏、日比谷野音・大阪城野音でまた会おう!


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