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Jリーグの写真を撮っています!その中でも川崎フロンターレの試合を軸としています。インス…

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Jリーグの写真を撮っています!その中でも川崎フロンターレの試合を軸としています。インスタやTwitterでは話すことのない撮影にまつわる話や魅力について綴ります!カメラ好きは勿論、サポーター、選手、関係者などサッカーに関わる全ての方にも読んで頂けると幸いです。

最近の記事

EOS R3 でJリーグを撮ってみた! その3

「ニコン一眼レフ開発撤退」  本日の日経新聞朝刊一面、このような見出しが目に飛び込んできました。記事には僕が愛用しているキヤノンも年内に一眼レフ旗艦機の開発を終了することが添えられていました。一眼レフからミラーレスへの転換という流れは分かりきってはいたものの、こうして文字、とりわけ日経新聞の活字を見てしまうと、一つの時代が終焉したんだなぁって実感します。僕自身、キヤノンの旗艦機を長年使い続けてきましたが、中級フルサイズミラーレスであるR6を手に入れた時に「とうとう超えてし

    • EOS R3でJリーグを撮ってみた!その2

       早々に梅雨が明け、暑い日が続きますが、皆さん体調はいかがですか?選手の皆様におかれましてはナイトゲームとはいえ、過酷な条件下の試合でさぞ大変だとお察しします。さて、先週、先々週とニ週続けてEOS R3をホーム等々力で試してきましたのでレポートします。 映える雨のナイトゲーム  ホーム札幌戦(6/18)、ホーム磐田戦(6/25)はどちらも19時スタートのナイトゲーム。札幌戦は雨。磐田戦は晴れ。一般的にナイトゲームは光量が不足し、撮影が難しくなります。それに加え、雨が降ると

      • EOS R3でJリーグを撮ってみた!

         ご無沙汰しております!約1年半ぶりの更新となってしまいました。この間、私事ではありますが、環境が大きく変わりました。それまでホームである等々力陸上競技場まで車で30分のところに自宅があったのですが、本業の異動により、新幹線と在来線を乗り継ぎ、3時間の道のりとなりました。より日本の中心に拠点が移ったことで、アウェイ遠征のフットワークは更に軽くなったのですが、それと引き換えに平日のホームゲームの参戦が絶望的となりました。それはさておき、今回、CanonのミラーレスEOS R3を

        • 15. 画像を調理する

           川崎フロンターレに関わる全ての皆様、リーグ優勝おめでとうございます。そして中村憲剛選手、18年間ありがとうございました。新しいステージでのご活躍を楽しみにしております。早いもので今年も残すところあと数時間となりました。今年はいつもと違う一年になりましたが、こうして無事、新しい年を迎えられることには感謝です。  さて、かなりご無沙汰になってしまいましたが、今日は撮影後の後処理について書きたいと思います。 写真のもう一つの楽しみ 写真の醍醐味は撮影時だけでなく、その後にもあり

        EOS R3 でJリーグを撮ってみた! その3

          14. EOS R6 Jリーグデビュー(その3)

          超厳戒体制から厳戒体制へ  9/24 Jリーグガイドライン改定により超厳戒体制から厳戒体制へと規制が緩和されました。それにより次節の仙台戦は座席数が約2倍に増えます。しかし、それでも昨シーズンの入場者数に比べると半分以下のレベル。にかかわらずチケットがいまだ完売となっていないのが気がかりです。そして仕事でいけない身としてはとてももどかしい気分です。 1DXがR6に上回る点  前回はR6が1DXのAFを上回っていることを書きました。激しい動きを伴うサッカーの撮影において動体のフ

          14. EOS R6 Jリーグデビュー(その3)

          13. EOS R6 Jリーグデビュー(その2)

           僕が初めてミラーレスカメラを手に入れたのが今から約11年前。オリンパスのE-P1というカメラです。アルミを切り出したような高級感溢れる筐体、メカニカルなシャッター音、そしてコンパクトでキレの良いレンズ群。それ以来、物欲のベクトルが一気にミラーレスに集中しました。ただ、そんな中でもサッカーの撮影だけは一眼レフを持ち出し続けました。というのも当時のミラーレスカメラは動きが緩慢で、とてもスポーツを撮影できる代物では無かったからです。それでもいつかはミラーレスでJリーグを撮影する日

          13. EOS R6 Jリーグデビュー(その2)

          12. EOS R6 Jリーグデビュー(その1)

           9/13に開催されたサンフレッチェ広島戦で念願の等々力デビューを果たしました!…といってもカメラの話です。8/27に発売されたキヤノンのミラーレスカメラ、EOS R6。8/29の清水戦ではピッチサイドでベンチ入りさせたものの、レンズトラブルに見舞われ、あえなく交代。それから出場機会に恵まれないまま、9/13広島戦のスタメン投入となりました。 1DXという牙城僕が長きにわたって使ってきたのがEOS 1DXというキヤノン一眼レフのフラッグシップモデル。既に2世代前の旧型ですが

          12. EOS R6 Jリーグデビュー(その1)

          11. 引かずに寄せる

          明日はいよいよ10連勝をかけて、ホームでセレッソ大阪と対戦です!セレッソというと相性が良くない印象がありますが、今のフロンターレなら大丈夫でしょう。それより1番の不安材料は現地参戦できるか?ということです笑。チケットは確保していますが、本業が終わってから向かうので、行けるかどうかはその時になってみないとわかりません。 ズームレンズのデメリット僕が普段、ホーム戦で使ってるレンズは400㎜の単焦点レンズ一本です。それ以外にテレコンを2つ常備しており、撮影時は状況に応じて400㎜

          11. 引かずに寄せる

          10. 撮影の結果をイメージする

          8月8日8連勝リーグ8連勝をかけた8月8日。湘南戦の反省を踏まえ、事前に高速の渋滞情報をチェック。余裕を持って等々力へ向けて出発しました。コロナ禍で明らかに変わったのが開場直後の賑わい。以前のように安全を呼びかける警備スタッフさんの姿はなく、それどころかお客さんの姿すらまばら。2時間後にJ1の試合が行われるとは思えないほど閑散としていました。全席指定になったことに加え、再入場ができなくなったことで、場外で各々の時間を過ごしてから入場する人が増えたようです。 120分3,60

          10. 撮影の結果をイメージする

          9. シャッターチャンスは1秒前

          待ちに待った連休最終日4連休最終日の湘南戦。危うく車中でDAZN観戦となるところでした。等々力に向かう高速で事故渋滞に巻き込まれ、ノロノロからの完全停止。そのまま20分、30分と時間が経過していく中で、もしかしてキックオフに間に合わないのでは?という最悪のシナリオが頭をよぎりました。しかし、幸いにも停止した位置は首都高への分岐点手前。考えた挙句、そこを経由して下道に入り、等々力を目指しました。息をきらし、着席できたのはキックオフ5分前。そんなわけで選手のウォーミングアップは撮

          9. シャッターチャンスは1秒前

          8. ナイター撮影作法

          報告が遅れましたが、7月11日、約4ヵ月ぶりに等々力で観戦してきました!イベントや出店が簡素化される一方で、入場の際は列の間隔を確保したり、ひとりづつ体温を測ったりと厳戒体制のもと開催されました。観客席は奇数列のみ使われ、左右は2席の間隔。また、立ち見席となるゴール裏も指定席となっており、養生テープで席番号を明記するなど、システム面やハード面での運営さんの努力が伺えました。自分は運良く夢のピッチサイドが取れ、なんとも贅沢な観戦となりました。 映えるナイター撮影久しぶりの撮影

          8. ナイター撮影作法

          7. Canon R5 R6 発表!

          昨晩、ついにCanonのミラーレス一眼R5、R6が正式発表されました!本来であればもっと早くリリースされていたはずですが、コロナ禍でこのタイミングになったようです。 新時代、はじまる。少々大袈裟なキャッチに聞こえるかもしれませんが、スポーツを撮影している僕としてはブレークスルーをもたらしてくれるのではないか?という大きな期待があります。過去にCanonを含めた複数社のミラーレスでサッカーの撮影にチャレンジしましたが、やはり一眼レフ以上のものを見出せず、ここ何年かはCanon

          7. Canon R5 R6 発表!

          6. 日の丸構図のススメ

          4ヶ月ぶりの週末川崎フロンターレに関わる全ての皆様、再開初日勝利おめでとうございます! 自宅でのホーム観戦。観客のいない等々力。いつもと違う感覚で再開を迎えましたが、そこに映る選手、スタッフの皆様が試合に臨むその姿は今までのそれと変わりはなく、4カ月ぶりに週末が戻ってきたことを実感しました!そしていよいよ来週から限定的ではありますが、現地での観戦が可能になります!チケットもなんとか確保でき、躍動する選手をレンズ越しに覗けるかと思うと今からワクワクが止まりません。さて、今回から

          6. 日の丸構図のススメ

          5. 間違いだらけのカメラ選び

          キヤノン、ソニー、オリンパス 、パナソニック、シグマ、富士フイルム…。思えばかなり遠回りをしました。カメラをコレクションのように集めていた頃は、毎日カメラ屋さんに通い詰め、毎月のように取っ替え引っ替えしていました。それが道具として使うようになってからは自然と必要なものだけが手元に残り、最終的に今の構成に落ち着きました。 その構成がこちらです。 1.Canon EOS-1DX 2.EF400 F2.8L IS ⅡUSM 3.EF100-400 F4.5-5.6L IS Ⅱ U

          5. 間違いだらけのカメラ選び

          4. 等々力の撮影ポイントはここだ!

          先日ついにJリーグの再開日程が発表されました! まずはリモートマッチ(無観客試合)とのことですが、長い長いトンネルの先にようやく光が見え、モチベーションも徐々に上がってきました。1日も早く、あの最高の週末、あの日常が戻ることを心待ちにしています。  さて、前回は、撮影位置について少し理論的な話をしました。今回は実践的な話をしたいと思います。 撮影ポイントの多い「ホーム・Aゾーン」僕は等々力では9割方ホーム・Aゾーンで撮影しています。ホーム・Aゾーンは撮影ポイントが複数存在し

          4. 等々力の撮影ポイントはここだ!

          3. 写真の5割は撮影位置で決まる

          同じ試合、同じ選手、同じ瞬間を撮ったとしても、撮影者によって結果が大きく変わります。しかし、被写体となった選手の動きはひとつです(あえて当たり前のことを言いました笑) 同じ被写体を撮影しても結果が変わる主な要因として以下の3つがあげられます。 撮影位置…どこから撮影したのか? 撮影機材…カメラ、レンズは何を使ったか? 撮影技術…どのような設定、方法、タイミングでシャッターを切ったのか? 僕がこの中で1番拘っているのは、撮影位置です。 その日、満足のいく写真が撮れるか否かは

          3. 写真の5割は撮影位置で決まる