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15. 画像を調理する

 川崎フロンターレに関わる全ての皆様、リーグ優勝おめでとうございます。そして中村憲剛選手、18年間ありがとうございました。新しいステージでのご活躍を楽しみにしております。早いもので今年も残すところあと数時間となりました。今年はいつもと違う一年になりましたが、こうして無事、新しい年を迎えられることには感謝です。
 さて、かなりご無沙汰になってしまいましたが、今日は撮影後の後処理について書きたいと思います。

写真のもう一つの楽しみ

 写真の醍醐味は撮影時だけでなく、その後にもあります。週末の成果をビールを飲みながら一枚一枚チェックしている時は何事にも代え難い充実感があります。撮影した写真は最終的にSNSにあげますが、それまでにいくつかの工程があります。順を追って説明しましょう。

撮影時のファイル形式

まず、撮影時にJPGで撮るか?RAWで撮るか?はたまた両方か?という選択肢があります。結論から言うと僕はJPGで撮影します。用語がわからない方の為に少し説明します。

【JPG】
一般的な写真の圧縮ファイル形式で、スマホでもタブレットでもパソコンでも特別なソフトが無くても閲覧できます。写真と言えばほぼこれです。ただし、後から修正できる範囲は限られます。

【RAW】
画像の生データで、特別なソフトでないと閲覧できません。1ファイルあたりのデータが大きい反面、失敗した写真でもピント以外であればある程度の救済が可能です。

僕は以前、JPGとRAWの両方を同時に記録していましたがファイルサイズが膨大になること、カメラの性能が上がり失敗が減ったこと、から今はJPG1本で撮影しています。

後処理で構図を決める

以前も書きましたが、試合中はとりあえず精度の高い中心部で選手を狙います。つまり、この時点ではほぼ全ての写真が日の丸構図です。なのでこのフェーズで構図を調整します。具体的にはPhotoshopを使って、撮影時に持っていたイメージでトリミング(切り取り)を行います。勿論、思っていたイメージと異なることも多々あり、その場合はあれやこれや試行錯誤することになります。また、この時に必要であればコントラストや明るさも調整します。例えば、試合中であれば高コントラストで暗めに出すことで写真を引き締め、激しさや躍動感を強調します。逆に試合後の挨拶まわり等は明るめに出すことで選手の爽やかさを前面に出します。一通りの作業が終わったら最後にロゴを入れて終了。僕の場合、イラストレーターを使っています。
 今回の流れは通常の写真について説明させて頂きました。僕がよくあげる画像として加工を施したデザインものもあります。こちらは更に工程が多くなります。これについては、また次の機会にお話ししたいと思います。

それでは明日の天皇杯をとりましょう!

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