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10. 撮影の結果をイメージする

8月8日8連勝

リーグ8連勝をかけた8月8日。湘南戦の反省を踏まえ、事前に高速の渋滞情報をチェック。余裕を持って等々力へ向けて出発しました。コロナ禍で明らかに変わったのが開場直後の賑わい。以前のように安全を呼びかける警備スタッフさんの姿はなく、それどころかお客さんの姿すらまばら。2時間後にJ1の試合が行われるとは思えないほど閑散としていました。全席指定になったことに加え、再入場ができなくなったことで、場外で各々の時間を過ごしてから入場する人が増えたようです。

120分3,600枚の撮影

全席指定は早朝からペットボトル片手にシート貼りをしなくて良いのでゆとりはできますが、席を選べないので撮影の観点からするとマイナスです。今回取れた席は、普段、決して積極的には取らないバックスタンドのほぼ中央。どちらに攻めてもシュートシーンは背後になるという席です。ただ、選手までの距離が常に近く、普段撮れないようなイベントも撮れるのでポジティブなマインドで臨みました。
 センターサークル付近ということでシュートシーンは諦めて、中盤での迫力のあるマッチアップやゴール後の選手の歓喜を収めることを意識しました。結果、いつもの1.5倍の3,600枚もの撮影枚数となりました。120分で3,600枚ですので、計算上、約2秒に1枚撮影していることになります。こう言うと常にファインダー越しに試合を観ているように思うかもしれませんが、実際には肉眼で戦況を見守る時間もかなりあります。撮影にはメリハリをつけ、切るときは切る、観るときは観るを徹底しています。「6.日の丸構図のススメ」で撮影中はフレームに入れてピントを合わせることに集中すべきと書きましたが、自分の場合、同時に後処理による構図や表現もイメージしながらシャッターを切っています。
「ボールの出しどころを見極める谷口選手」
「中盤で激しくボール奪取を試みる田中選手」
これら状況にあった仕上りをイメージすることで自然とメリハリのある撮影が可能になります。後処理の方法についてまた後日お話したいと思います。
 次のホームセレッソ戦は平日ということで現地に行けるかは微妙ですが、その前のルヴァンを含む2戦のアウェイを勝ち切り、等々力に戻ってきて欲しいと思います!

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