初コロナ

流行っているのは聞いていたし、いつも通り気を付けて、手洗いうがいもしていたのに、とうとうコロナにかかってしまった。
スタートは、吐き気、頭痛、高熱。
直ぐに熱による全身の痛みで動けなくなった。
まさか自分がコロナだなんて思わず、金曜の午後だったので、解熱剤を飲めば週末に治るだろうと家で寝ていたが、体調は一向に良くならなかった。
PCはおろか、携帯を見るのも気分が悪くなり、ただただ熱と痛みに耐えて横になっていた。

月曜の朝一で病院で検査をしたら、「コロナですね～」と言われた。
病院へ行った時は熱は下がっていたが、待合室でも座っていられない位、体調が悪かった。「あ～最悪だ。狭い家に２人暮らし。絶対夫にも移ってる・・・」

病院の待合室で

全く食欲はなかったが、夫がおかゆを作ってくれた。食べたくなかったけど、食べなきゃ悪いなぁ・・・なんて思いながら無理して食べた。
病院の薬も少し効いてきたのか、それから２日位で日中は熱も出なくなった。ただ、今度は喉から血が出そうなくらい喉が痛い。夜中になると咳が止まらなくなった。そう、この辺りから夫に移ったらしく、夫が咳き込むようになった。病院へ行ったが、コロナではなく喉の風邪と言われたらしいが、それから私と同じ体調不良の工程をたどり、仕事は自宅作業にした。

自分の時は、ありがたいけど食欲ないし・・・と困っていたおかゆだが、夫が具合が悪いとなると少しでも栄養を取ってほしくて、うどんや雑炊、食べやすくて栄養の取れるものを作り、無理にでも食べるように言ってしまった。
案の定「自分は殆ど食べなかったくせに・・・」と言われたが、自分の体調も少し良くなってきたらわかったのは、人は食べなきゃ力がつかないということだ。生きるってこういう事。熱で舌が荒れて味覚がちょっとおかしいけれど、それでも、やっぱり食べないと気持ちも弱くなるし、元気が全くでない。

夜二人で具合悪いね～と言いながら氷枕をして寝ようとした時に、「明日の朝二人で死んでたりして・・・」と旦那がつぶやいた。一瞬、それでも良いかもしれないと思ってしまったけれど、「何言っているの！二人で元気になるんだからね！！」と超弱気になった夫を励ました。

なべ焼きうどんは2回も作った

体調も良くなり、約1週間ぶりに近くのスーパーへ行こうと外に出たら、膝がカクカクして歩きづらかった。人間、お年寄りでなくても、1週間殆ど寝ている生活をすると、やはり体力は落ちる。変な汗も出てきた。
数分の距離なのに、お店に着いたら疲れてしまった。
・・・やばいやばい。
でも、私がうつしてしまったという自己嫌悪もあり、夫には早く元気になってもらわねばと思うと、頑張って料理をする気にもなるし、頑張って自分も食べなきゃという気持ちになる。
プリン、アイスクリーム、栄養ゼリー、今は食べれるというものなら、何でも食べて欲しいと思う。

プリン、アイス、ゼリーにジューズ

私ももう一度病院へ行ったが、咳は何週間も続く人もいるし、もう、時間が経つのを待つしかないと言われた。夫も咳だけが酷い状況だが、それ以外は大丈夫になってきた、とはいえ月曜から仕事なので、週末は、二日間とも殆どずっと寝ていた。

変化があったのは食べれるものが増えたこと。
夫が「ピザが食べたい～」ということで昼にはピザ🍕を、
夜は、ドリアとサラダを食べた。こういうしつこいものが食べれるようになればもう安心！

チーズたっぷりシーフードドリアとキャベツのサラダ

翌日は急にバター薫るクロワッサンやデニッシュが無性に食べたくなって、体調も良くなったから！！なんて、普段は行かない高いパン屋迄歩いて行ってみた。15分の片道だけれど、やはりここでも体力の衰えを感じた。着いたころにはゼーゼーハーハー。
身なりを整えて、お店に入ったらフワー～っとパンの良い匂いがした。
が、値段を見て愕然(-_-;)
クロワッサン１つ、380円もする。
・・・どのパンも400円近い。高いのはわかっていたけれど、もはや庶民の私はパニックよ。。。ちょっとチーズと野菜が乗ったパンなんて580円。
頑張って4種類買ったら、1700円を超えていた(-_-;)
何かもう、それだけでまた具合が悪くなりそうだったので、急いで家に帰り、それ以外はず～と静かにしてました。

クロワッサン

バターたっぷりデニッシュ

ちょっと緩くなった私のズボンは2日で元に戻ってしまったが、人間、食べて動かないと駄目なのね～と思った1週間でした。