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就職日記③

こんにちは、書籍1部の吉井です!就活体験記の連載も最終回となりました。今回はいよいよ最終面接や入社してからの話に入っていきます。ラストまで駆け抜けて行きますので、もうしばらくお付き合いいただけたら嬉しいです。それでは早速本編に入っていきましょう!

就活日記①:イースト・プレスに申し込むまで
就活日記②:書類審査・一次面接について
就活日記③:最終面接・入社してから←今回はココ!


いざ、最終面接へ!

島根の旅館(※就活日記②参照)で一次面接を終えた翌日、面接を終えたご褒美に少し足を延ばして中原中也記念館へ訪れていたときに、一次面接通過のメールをいただきました。

前回の書類選考では結果をいただくまで10日ほどあり、「今回も翌日には結果が来ないだろう」と完全に油断していたため、メールが届いたときはとても驚いたのと同時に、飛び上がるほど嬉しかったのを覚えています。

すぐに返信を行い、メールが届いた日から1週間後に最終面接が行われることになりました。そこから最終面接までの1週間、一次面接の振り返りを行ったり、応募書類に書いたことで質問されそうな部分の対策を行ったりなど、色々と準備を行い、とうとう面接当日を迎えます。

一次面接はオンラインで行われたのに対し、最終面接は本社での対面面接。就活中ずっとお世話になっていたリクルートスーツとパンプス、そして一次面接通過のメールが届いたときに買って願掛けも兼ねた「中也ハンカチ」(※下の画像)でばっちり装備し、神田神保町にあるイースト・プレス本社へ足を踏み入れました。

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最終面接をしてくださったのは、社長と一次面接も担当してくださった編集統括のお二方。最終面接ということもあり、少し緊張していましたが、前の就活で8(面接官)対 1(自分)というまるで尋問形式のような面接を経験していたため、そこまで焦ることなく面接が進んでいきました。(ただコロナ禍ということもあり、マスク&アクリルパーテーションのダブルコンボで聞き取りづらかったことには、少し焦りました…。)

面接内容は応募書類についての質問と、今までの就活についての質問が最初は多かった気がします。また、途中で一次面接や企画書に対するフィードバックもしていただき、今まで面接で前の面接の振り返りをしていただく経験がなかったため、驚いたのと同時に貴重な経験になりました。終盤になると、「イースト・プレスでは色々なジャンルの本を作れる分、1つのジャンルを極める人には劣ってしまうが、それについてはどう考えるか」など、より実際にイースト・プレスで働く上での質問もありました。

面接中は前回の一次面接と同様に「素直ベース」&「客観的視点」を大切に。今までの就活で失敗したことも交えて学んだことを話してみたり、学生だからと萎縮せず「“自分は”こう思う」という意見を伝えたり、自然体を意識しました。


入社するまで

――そして無事に最終面接が終わった1週間後…ついに内定の連絡をいただきます。

内定のメールをいただいたときは、本当に嬉しくて、即座に家族のグループラインへ報告し、祖父の家に電話して、友人にも報告し回ってました。また、そのメールには採用理由として客観的視点や分析力・気概・やる気をかっていただいた旨が書かれており、就活で色々と失敗したことはちゃんと自分の経験として、こうしてイースト・プレスの就活で生かされたのだな…と感慨深いものがありました。

さて、イースト・プレスに内定をいただいたのが2020年の8月。そして実際に入社するのが大学卒業後の2021年の4月だったため、だいぶ時間が空いてしまうこともあり、何の音沙汰もなくいきなり4月から働き始めるのだろうか…もしかしたら内定が取り消されてしまうこともあるかも…(コロナ禍で、実際まわりにちらほら内定取り消しになった人がいました…。)と少し不安に感じていました。

しかし、入社日まで定期的にメールをいただいたり、イースト・プレスの本を送っていただいたり(※下の画像)、入社前に会社訪問日をセッティングしてくださり社長や他の社員さんと話をする場を設けてくださったり…などなど入社まで色々とサポートしていただき、最後まで安心して大学生活を過ごせました…!

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左上から『ヨーロッパたびごはん』著:ながらりょうこ/『薔薇はシュラバで生まれる』著:笹生那実/『ダンピアのおいしい冒険』著:トマトスープ/『ベルリンうわの空』著:香山哲/『居酒屋チェーン戦国史』著:中村芳平/『初恋の爪痕』著:藤波ちなこ、イラスト:北沢きょう


入社してからの日々

さて、ここからは4月に入社してから4カ月半、どんなことを行ってきたのか軽く触れていこうと思います!

まず入社してからの2カ月間、営業部に配属され、そこで研修させていただきました。実は最終面接の段階で、イースト・プレスでは今まで新卒を採用した経験がなく(問い合わせで新卒でも門前払いされなかったため、誰かしら新卒採用の人がいるのでは…?と勝手に思い込んでおり、内心すごいビックリしていました。)、他社のようなしっかりとした新人研修システムがない、とお伺いしていたため、だいぶ心構えをして入社しました。

ですが、確かに自主的に学んでいくスタンスではあったものの、業界用語や業界常識を学ぶ会を何回か設けてくださったり、電話対応もままならない私に懇切丁寧に社会人マナーや会社のシステムを教えてくださったり、緊張でカチコチな私を気遣って色々と話しかけてくださったりしたため、特に不安なく毎日出勤できました。(少しステマっぽくなってしまいましたが、優しくしていただいたのは事実なので…!)

また、営業研修の中で実際の書店営業に同行させていただいたりもしたのですが、今までこんなに沢山の書店に訪れたことがなかったため、とても興味深かったのと同時に、書店さんの視点を学べたり、「ここに並べられるような本を作るぞ!」と自身のモチベーションにもつながったりして、研修の中でも印象に特に残った経験でした!


――そして2カ月後の6月から、いよいよ編集部へ。


編集部では現在、自分 で企画を出してアドバイスをいただいたり、ゲラ読みなど先輩のお手伝いをしたり、実際に作家さんやデザイナーさん・監修者さんと打ち合わせをしたり、著者さんへ企画をご提案させていただいたり…などなど、色々なことをやらせていただいています!

本当に新しいことや憧れていた編集業務の連続で、時間が驚くほど早く過ぎていくなぁと感じる日々です。月曜日に出社して気が付けば1週間が終わってた…なんてことも。

また、企画会議で色々と先輩からアドバイスをいただく中で本づくりの知見を得たり、業務のなかで編集者としての心構えを教えていただいたり、毎日新鮮な学びでいっぱいです。

まだまだ未熟な編集者ではありますが、今後も日々積極的に学び、そして良い本が作れるように頑張ろうと思います!


最後、決意表明みたいになってしまいましたが、まずここまで3回にわたり就活体験記にお付き合いいただきありがとうございました!この就活体験記が、編集者になりたい方、イースト・プレスに興味がある方の参考に少しでもなれたら嬉しいです。

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